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住宅ローンを一括返済できない人が家を売却する方法|注意点も解説
カテゴリ:気になる不動産関連ニュース記事まとめ  / 更新日付:2023/06/24 15:16  / 投稿日付:2023/06/24 15:16

住宅ローンを一括返済できない人が家を売却する方法|注意点も解説

住宅ローンを一括返済できない人が家を売却する方法|注意点も解説 (moneyfix.jp)

不動産を売却する際に『残債額はいくら?』かは重要な要素になります。
売却代金でローンを一括返済しないと抵当権が外せないので必然的に住宅ローンを一括返済できるだけの手取額を確保する価格が売却する際の必須条件になります。



しかし、売れる金額が住宅ローンの残債を下回ることも場合によっては起こり得ます。
その際は住宅ローンを一括返済するのに売却代金だけでは足りない部分のお金を用意する必要があります。

預貯金などでまかなえる場合、『自宅を売却するのにお金を払わないといけない』って状況になりますが…
売らなきゃならない事情があって売却をするのであれば背に腹は代えられません。

預貯金などがでまかなうことができない場合、借金をしてでもお金を用意すると言う方法もあります。
『自宅を売却するのに借金をしないといけない』なんて変な感じもしますが…
この先何十年も続く借金が数年で終わる借金に代わるので終わりの見えない不安感は解消されます。
また、ただの借金ではなく住み替え先の家を購入する際に購入物件に上乗せして売却物件の返済にまかなうお金を上乗せして借りる『住み替えローン』と言う方法もあります。

いちばん気をつけなければならないのは『任意売却』ではないでしょうか?
売れる金額が住宅ローンの残債を下回る場合に金融機関と交渉して残債を下回る金額でも抵当権を外してもらえるようにお願いをします。
抵当権を外してもらえれば所有権を移転できるので売ることはできるのですが残った借金については銀行等の交渉の過程で返済計画を決めて返し続ける必要があります。

とは言え『一括返済はできないけど売りたいから抵当権を外してくれ』なんて話は銀行に不利益な話なので簡単に応じてもらえるものではありません。
気を付けるべきは任意売却専門を謳う不動産会社などで任意売却に持ち込むためわざと住宅ローンの返済を滞納するように提案してくるケースです。
滞納すると債権は銀行から債権回収会社に移行します。
そうすると債権回収会社から返済の督促が届くようになりますが返済ができないようであれば一括返済を求められるようになります。
でもローンが払えないのだから一括返済などできるわけも無いので債権回収会社から任意売却をするように指示されるようになります。
結果として交渉するまでも無く任意売却に移行することとなりますが…
ローンの返済を滞納すると個人信用情報に履歴が残るので将来的にローンが組めなくなってしまいます。
そうなると他でお金を借りたり住み替えローンを組んだりなど足りない分を借りて払う作戦が使えなくなります。

家を売却してしばらくたって落ち着いたらまた家を買おうと思った時にローンが組めないと言う事態にもなり得ます。
その人のその後の人生にも関わる問題ですが『任意売却に持ち込むスキーム』と称して指示してくる不動産会社には注意が必要です。

そもそも論として残債をカバーできる金額以上で売れば問題はありません。
たとえ査定した時に査定額が残債よりも低かったとしても…
机上査定の段階であれば必ずしもその値段じゃないと売れないと言うものでもありません。

残債額を把握したうえでいくら以上で売らないといけないか把握し
その目標をクリアするための売り方を考えて提案するのが私どもの仕事であると考えております。

もちろん机上査定額より高く売ると言うことは『相場より高く売る』と言うことなので難易度は高いですが難しい課題をクリアしてこそプロの仕事であると思って取り組んでおります。

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