ホーム  >  【不動産市況情報】令和6年3月 緑区成約事例[センチュリー21興和不動産]

簡単登録で24時間以内に査定報告
緑区
【土地】【戸建】【マンション】
不動産査定のお申し込みはコチラ

--------------------今月の注目記事---


【2024年】公示地価が上昇。
マイホーム購入への影響は
「物件の値上がり」「税金の増加」

--------------------------------------

※その他の注目記事はコチラ

気になる不動産関連ニュース記事まとめ一覧
 

 

お世話になっております。

センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。

緑区における成約事例をお送りいたします。

相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。


-------------------------------------------------------------------- 

令和6年3月 成約事例データをお送りしております。
//////////////////////////////////////

[調査対象]緑区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和6年3月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:13
 成約価格:1800万円~4850万円
戸建:24
 成約価格:1100万円~7480万円
マンション:18
 成約価格:305万円~4900万円

24.3成約事例【緑区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください

※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。

コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。

https://campage.jp/test2/jireihaishin

 

////【所感】///////
3月になって緑区では土地の売れ行きが半減したものの戸建やマンションが底堅く成約件数を伸ばして全体では前月比103%微増ながら横ばいに推移しました。
詳細は以下の通りです。


・土地・

平均成約坪単価:54.47万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約2178万円
 前月から成約件数が半分近くまで減少した
 成約物件の約7割が低層住居専用地域に偏っておりサイズ的にも個人客が注文住宅を建てるのに適したサイズ感の物件がよく売れていた
 相変わらず2000万円台と3000万円台の土地がよく売れているが…
 この価格帯の成約件数が前月と比べて半分程度に減少していた
  
・戸建・
建物平均成約坪単価:117.14万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約3748万円
 新築物件がよく売れて成約件数の底上げに貢献した
 特に4000万円台の新築がよく売れており年度末の売れ残り物件が在庫処分で安売りされていた3000万円台の新築物件とあわせて成約件数を伸ばすに至った
 そのため平均成約単価も前月から比較すると1.4倍近くまで上昇した
 
・マンション・
平均成約平米単価:26.39万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約1979万円
 マンションが最も成約件数を伸ばしていましたが…
 成約物件の半分以上が2000万円未満の安価な築古物件で占められていた
 最多成約価格帯については1000万円未満になっており平均成約単価は前月から減少する形になった

 

 

2月に急激な売れ行きを見せて勢いをつけた緑区ですが…

3月になっても勢いを維持するけっかとなりました。
しかも前年同月比では112%程度の成約件数となっており昨年に比べても繁忙期の勢いを維持して3月を終える形となりました。


ただ、成約登録の内容を見る限りでは懸念材料が無いわけでもありません。
マンションの成約が安価な築古物件に偏っていたり…
中古戸建の売れ行きがやや心許ないなどもありますが…
特に注文住宅市場として熱い緑区において繁忙期の終わりに来て土地の成約件数が大きく失速したのが気になります。
おそらく日銀の政策転換のニュースが3月にあったため予算の組み立てが綿密になりやすい注文住宅需要の客層にとって大きなマイナス要因だったのではないかと思います。

今のところ住宅ローンの金利に影響はありませんが日銀の政策転換でマイナス金利が解除された事は少なからず買手のマインド低下に影響を及ぼしていると思われます。
住宅ローン利用者の大半が低金利の恩恵に与る変動金利を利用する状況において今現在の月々の返済額が5年後や10年後には上がっている可能性がどうしても頭をよぎるようになります。
金利上昇と同様にインフレで物価も所得も上がるようであれば多少の金利上昇は支払いに影響がないかもしれませんが…
月々の返済額上昇に対応できるほども所得が上がっていなければ生活がままならなくなってしまいます。
先行きの読めない昨今の状況を考えると買手が慎重になって売れ行きが鈍るのもわかる気がします。
不確定要素が多い状況で大きな買い物に二の足を踏む人が増えてきても仕方がないのではないでしょうか?


逆に買手のマインド低下と相反するように公示価格が発表されて地価の上昇がニュースになりました。

電気やガスのようなエネルギーから食料品・日用品まで様々なモノの値上がりが取り沙汰されてきましたが地価の上昇はインフレに向かっていると言う印象を少なからず世間に知らしめる効果があったのだと思います。
しかし、地価が上がっているからと言って『高値で売れる』と容易に期待できるような状況でもありません。
そもそも買手のマインドが低下しているような状況なので購入検討に上がってくる客が少ないため売れるまでに時間がかかる可能性が高いです。
売手の期待と買手のマインドにギャップが生じているのがこの3~4月ではないかと思います。
買手についてはある程度時間が経てば今の状況も踏まえて住宅を購入する算段に意識が向くようになってくると思います。
よほどネガティブなニュースが無ければ買手のマインドも落ち着いてくることを期待したいところではありますが…
売手側が期待を膨らませる一方で買手の毎度とのギャップを広げるような市況になると益々『高値で売り出せるけどなかなか売れない』と言った市況になることが予想されます。


しかしながら、逆に考えると買手のマインドを考慮して売却を進めるのであれば容易に売りやすい環境にあるかもしれません。

周辺の競合物件が期待を膨らませて高値で売り出しているところで欲張りすぎない売価設定で売りに出したとしたら注目の的になりやすいのではないでしょうか?
しかも昨今の買手はマインド低下とあわせて購入に慎重になるあまりに情報収集に余念がないため相場観に敏感な傾向があります。
スマホで物件情報を収集して『どれもこれも高いな』って思っているところに欲張りすぎない売価設定で物件を投入すると『手頃な値段で良さそうな物件!?』と言った印象で目に留まりやすくなります。
高値で売り出されている物件ばかりの中に手頃感を感じる物件を見つければ希少性も感じられることから『早くしないとなくなっちゃう』と言った心理が働き買手の自発的行動を促す効果も期待できます。


つまりは不動産価格の上昇につられて高望みし過ぎず節度を持って売り出せば競合を出し抜いて売りやすい環境にあるとも言えます。
不動産の売却をする際に競合物件や周辺事例よりも最高値で売ることを目指す必要はありません。
自身がある程度納得のいく条件で売れるのであれば…
なるべくスムーズに売れたほうがいいのではないでしょうか?
『不動産を売却する際に割に合わない安値で売る様な事態は避けたい』
『どれくらいの値段が妥当なのか皆目見当もつかない』
だから不動産の売却を検討するにあたっては先ず査定をすると思いますが…
一括査定などで相見積もりしようものならどうしても査定価格の高値に目が向いてしまいがちになります。
適正な価格を想定するには査定額よりも事例にたくさん目を通すようにしてみてください。
買手はスマホでたくさん売りに出されている物件に目を通して比較して相場観を想定します。
買手が想定する相場観を把握してあると攻略しやすくなるのではないでしょうか?

なお、弊社では机上査定段階において査定額よりも事例を重視しております。
なので査定書に事例を添えて冊子にしてお客様にお送りしております。
事例については変動がありますので半年前や1年以上前の査定結果と異なる可能性が高いです。
弊社ではお客様のご要望に応じていつでも再査定承っております。
『●カ月前に査定書もらったけど、そろそろ今はどんな感じ何だろう』
『●●年前に査定してもらったけどそろそろ売却を検討するので今の相場を把握しておこう』
等々、いつもで再査定承りますのでお気軽にお申し付けください。
直近の事例含めて周辺事例を再度収集して相場把握材料の机上査定書をお送りいたします


また、相場の変化をいち早く察知していただくために毎月成約事例情報をお届けしてまいります。
引き続き定期的にお知らせいたしますので参考にしていただけますと幸いです。


その他にも不動産についてご不明点やお悩みなどございましたら何でもご相談承ります。
お気軽にご連絡ください。


令和6年4月     
売却サポート:青山



追伸

自宅を売却した後もそのまま最長1年住み続けられるので『売却』と『購入』を同時進行で進めやすい新しいサービスはじめました!

ページの上部へ