ホーム  >  【不動産市況情報】令和5年8月 昭和区成約事例[センチュリー21興和不動産]

簡単登録で24時間以内に査定報告
昭和区
【土地】【戸建】【マンション】
不動産査定のお申し込みはコチラ

--------------------今月の注目記事---


住宅ローン「残価設定型」がじわり広がる理由 銀行やハウスメーカーのビジネスも変わる?
--------------------------------------

※その他の注目記事はコチラ

気になる不動産関連ニュース記事まとめ一覧
 

 

お世話になっております。

センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。

昭和区における成約事例をお送りいたします。

相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。


-------------------------------------------------------------------- 

令和5年8月 成約事例データをお送りしております。
//////////////////////////////////////

[調査対象]昭和区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和5年8月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:3
 成約価格:3,680万円~5,900万円
戸建:2
 成約価格:4,400万円~9,190万円
マンション:11
 成約価格:400万円~4,980万円

23.8成約事例【昭和区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください

※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。

コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。

https://campage.jp/test2/jireihaishin

 

////【所感】///////
名古屋市昭和区の令和5年8月の売れ行きは土地と戸建が成約件数を減らして前月比80%と低迷する結果となりました。
詳細内容は以下の通りです。


・土地・

平均成約坪単価:113.33万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約4533万円
 前月に比べて成約件数が半減した
 駅徒歩圏の土地近成約登録されていない
 駅近土地は高単価で取引されているため平均成約単価は直近半年の中で最高値まで上昇した
 
・戸建・
建物平均成約坪単価:182.63万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約5844万円
 ほぼ横ばいながら前月よりも成約件数は減少した
 新築・中古の成約比率は半々だった
 南分町で9000万円超の高級分譲住宅が売れていた
 
・マンション・
平均成約平米単価:40.51万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約3038万円
 マンションに限っては前月と成約件数同数横ばいに推移した
 昭和期に建てられた築古マンションの成約登録が2件しかなかった
 そのため平均成約単価は上昇したものの築浅物件の成約登録が無かったため伸び悩んだ結果となっている

 

昭和区では成約件数が伸びず売れ行きが低迷する結果となりました。

前年同月比でも76%の売れ行きとなっており売れ行きの冷え込んだ夏になりました。
単スパンで見るとこのような売れ行きの低迷はどこかで反動を生じる傾向にあります。
特に新築分譲住宅などは完成物件在庫が増えてくると値下げ断行する傾向にあり…
昭和区に限らず名古屋全域及び近郊では新築分譲住宅の完成物件が在庫処分のため早いペースで値下げを繰り返しています。
もしかすると戸建に関しては今後新築分譲住宅が成約件数を牽引する形になるかもしれません。


しかしながら、新築分譲住宅が在庫処分で値下げをすると…
中古戸建がそのあおりを受けることとなります。
新築と中古の価格差が小さくなれば
『このぐらいの価格差であれば新しい方がイイ』と言う流れが生じるのも致し方ありません。
むしろ新築価格の上昇に便乗して中古物件も価格上昇していた背景があるので新築価格が下がると中古物件のメリットは低下してしまいます。

 

とは言え、新築価格の低下は完成在庫の処分値下なので一時的なものとは思いますが新築と中古の相関関係は今後も注視していく必要があると思います。

そもそも論として新築価格が上昇した背景にはインフレ的な要因だけではありません。
元より震災復興→オリンピック特需などで資材も人材も不足がちで建築費高騰させる要因になっていました。
また、2025年と2030年に建築基準法の改正を予定しており新築する際の建築基準で求められる省エネ性能が高くなってきています。
今後建てられる建物は昔に比べて性能が段違いに高いゆえに価格も高くなってしまうのも仕方がありません。


注文住宅の分野においては建物の価格が高くなって買手が手出ししにくくなる状況を新しいローン商品で補填しようとする動きも出てきている様です。
新車の買い方として今や主流となった『残価設定型ローン』の住宅ローンバージョンです。
家を買う当初からローン完済は想定せずにローン期間終了時に身の振り方を考える家の買い方は終の棲家としての考えはなく住宅購入者の意識変化もあるのではないでしょうか?
子育ての期間は建てた家で過ごし、子供たちが独立して夫婦二人になった際には残価をカバーできる金額で自宅を売却処分してちょうど良いサイズ感の家に住み替える。
今後その様な住み替えプランが主流になっていくのだと思います。


なお、この住宅版残価設定ローンについては将来にわたって残価が維持されると仮定される『長期優良住宅』に限定されています。
一部の金融機関としてはこのローンの組みやすさの裾野を中古にも広げようとしているようなので…
将来的には『長期優良住宅でない家は住宅ローンの選択肢が限られるので売り難い』と言う時代が来るのかもしれません。
売り難さは物件の取引価格を抑制する要因になり得ます。


急激な時代の変化はないと思いますが、とりあえず2025年の建築基準法改正に向けて住宅ローン商品だけでなく税控除制度なども着々と変わってきているので今後の動向に注意しておいた方がイイかもしれません。



以上、また今後とも定期的に市況情報として成約事例をお送りさせていただきます。

不動産についてご不明点やお悩みなどございましたらお気軽にご連絡ください。


令和5年9月     
売却サポート:青山



追伸

自宅を売却した後もそのまま最長1年住み続けられるので『売却』と『購入』を同時進行で進めやすい新しいサービスはじめました!

ページの上部へ