ホーム  >  【不動産市況情報】令和4年12月 緑区成約事例[センチュリー21興和不動産]

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お世話になっております。

センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。

緑区における成約事例をお送りいたします。

相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。


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令和4年12月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]緑区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和4年12月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:12
 成約価格:2,250万円~9,250万円
戸建:11
 成約価格:1,580万円~5,100万円
マンション:10
 成約価格:980万円~3,780万円

22.12成約事例【緑区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください

※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。

コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。

https://campage.jp/test2/jireihaishin

 

////【所感】///////
令和4年12月の名古屋市緑区における成約動向としては土地の成約件数が増加したものの戸建とマンションについては減少となりトータルでは微減となる前月比97%の成約件数となりました。
詳細内容は以下の通りです。


・土地・

平均成約坪単価:59.94万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約2397万円
 100坪以上の広めの土地の成約登録も2件ほどあったものの大半は注文住宅を建てるのに個人が購入するサイズ感の土地の成約が占める結果となった。
 3000万円台の成約登録が増えて前月比増の要因となっている。
 また、全体の半分を低層住居専用地域に該当する土地の成約が占めていたが前月に比べて平均成約坪単価は上昇している。
 本来であれば低層住居専用地域では家を建てるにあたり敷地の広さを確保する必要があるため坪単価が低く抑えられる傾向にあるものの従来よりやや高めの単価にて売れていたように見受けられる。

・戸建・
建物平均成約坪単価:120.35万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約3851万円
 新築の成約登録が1件しかなく前月から成約件数を減少する要因になっている。
 とは言え成約登録の半分弱が築後10年以内の築浅物件だったため平均成約坪単価は上昇する結果となった。
 逆に成約登録された物件の中で最も古いものでも平成5年2月築で築古物件の需要が下がっている可能性がある。
 特に桶狭間で販売価格3000万円で売り出されていた戸建が大幅値引きして1580万円で成約登録されている状況を見ると築年数が古い物件は割安感で訴求しなければ売れ難いのではないかと推測される。
 
・マンション・
平均成約平米単価:28.86万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約2164万円
 戸建とは逆にマンションでは築浅物件の成約件数が前月に比べて減ったために前月比減の要因になったと推測される。
 そのため平均成約平米単価も前月よりも減少に転じた。
 また、4LDKサイズの成約登録は1件しかなく広さよりも価格優先で成約登録が構成されていたように見受けられる。

 

 

緑区においては10~11~12月にかけてほぼほぼ微減ながら右肩下がりに成約件数が下がり続けてきました。

年末に向けては例年売れ行きも落ち着く傾向にあるため季節的なものかもしれないと思いたいところではありますが12月は前年同月比でも成約件数が91%になっていたため勢いが落ち着てきているのではないかと感じさせられる結果となりました。
世の中的には不景気な話題ばかり先行するようになってきたため市況の潮目でないことを願うばかりです。


とは言え今年は不動産の売れ行きについて分水嶺になるのではないかと思われます。
4月の日銀総裁任期満了を以て低金利政策の終焉が来ると思われていた矢先、昨年末に長期金利の上限を拡大したニュースは大々的に世間を騒がすこととなりました。
以降、今まで以上に金利上昇もやむなしと言った機運が世間に流れつつあります。
おそらく先行き不安で一定数様子見に走る購買層も出てくるとすれば少なからず需要が縮小することも予想されるのではないでしょうか?

 

逆に売手側の視点に立つと『今が売り時』と言った風潮から『今売っておかないと…』と言った風潮も高まってくるのではないかと思われます。

特に来年4月から義務化される相続登記と住所変更登記については現時点で未登記のままになっている相続物件なども義務化以降期間内に登記しなければ罰則の対象となるため早めの周知を目的として様々なメディアに話題が上ってくることが想定されます。
おそらく相続未登記物件のうちある程度の割合で売りに出ることが予想されるため来年以降は売物件が増加することが予想されます。
買手にとっては供給増となり選択肢が増えるため好意的に捉えられるかもしれませんが売手にとっては競合物件が増えるので今までのような強気なチャレンジ価格はやり難くなることが予想されます。

 

時流に敏感な人であれば早めに行動するのではないでしょうか?

弊社でも昨年末に購入いただいたお客様の中には変動金利一本ではなく変動と固定のミックス金利を検討して購入されたお客様も少なくありません。
住宅ローンを組むにしても早めに好条件で固めてスタートすると言った考え方だと思います。
また、売却についてもスタートを切る人が増えてきており弊社でも今年に入ってから一日で5件も売却依頼をいただいた日があるほどでした。
季節柄にあるかもしれませんがやはり皆さん先行きは少なからず意識している様子だったので年のはじめからこの様子であれば今後もっと増えてくることも予想されるのではないかと思っております。

需要と供給のバランスが変われば相場の変動が起こります。
不動産価格が上がってきていると言われ続けてきましたがいつまでも右肩上がりではいられないので…
その時期が今年なのか?来年になるのか?
今後の動向に益々目が離せない一年になりそうです。

 


以上、また今後とも定期的に市況情報として成約事例をお送りさせていただきます。

不動産についてご不明点やお悩みなどございましたらお気軽にご連絡ください。


令和5年1月     
売却サポート:青山


--追伸--


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