ホーム  >  【不動産市況情報】令和5年5月 千種区成約事例[センチュリー21興和不動産]

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お世話になっております。

センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。

千種区における成約事例をお送りいたします。

相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。


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令和5年5月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]千種区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和5年5月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:5
 成約価格:1,620万円~1億4,000万円
戸建:8
 成約価格:3,650万円~6,490万円
マンション:18
 成約価格:320万円~6,480万円

23.5成約事例【千種区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください

※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。

コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。

https://campage.jp/test2/jireihaishin

 

////【所感】///////
名古屋市千種区におきまして令和5年5月は成約件数前月比106%と微増ながらほぼ横ばいに推移する結果となりました。
詳細内容は以下の通りです。


・土地・

平均成約坪単価:100.56万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約4022万円
 前月から成約件数微減ながら横ばいに推移した
 丸山町で高単価の広い土地が成約登録していたため平均成約単価が高水準まで上がった

・戸建・
建物平均成約坪単価:147万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約4704万円
 成約件数が前月から2倍以上に膨らんだ
 成約登録の7割以上を新築物件が占めている
 駅近物件については5000万円以上の高額帯成約が見受けられた
  
・マンション・
平均成約平米単価:37.52万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約2814万円
 前月から成約件数が減少した
 成約物件の6割強が2000万円未満の安価な物件だったため平均成約単価は前月から大幅に下がった
 3分の1が投資向けのワンルームマンションの成約登録だった

 

 

売れ行きが急激に失速した4月から横ばいに近しい微増にとどまった5月の成約内容でした。

前年同月比は88%となっており2月以降ずーっと前年比割れが続いています。
千種区においては今年に入ってから売れ行きが落ち着いてきた様に感じます。
5月全体の成約件数増は投資用マンションと新築分譲住宅の売れ行きが下支えした形になっていますがイレギュラーな売れ行きなので来月以降も続くような売れ行きではないと思います。


そこで心配になるのは中古戸建の売れ行きの鈍さではないかと思っております。
と言うのも、そもそも消費者の意識が集まりやすい低価格帯の売物件が市場に少なくなっており少しでも安く買いたい買手の需要に対して供給が足りていない状況にあります。
なぜ低価格帯の物件が最近売りに出てこないのか?
背景としては売出価格が全体的に上がったために買手にとって納得して購入に至る低価格帯物件が枯渇しているような状況となっていると思われます。

 

そりゃあ売主の心理としては少しでも高く売りたいと言う気持ちが働くのもわかります。

まわりがみんな『なるべく高く売りたい!』ってチャレンジ価格で売り出してたら便乗して高値で売り出す余地は十分あると思います。
不動産に関してはここ数年ずーっとそのような状況で高値売出しのスパイラル続いており物件価格が上昇してきました。


しかし買手が上昇する物件価格についてこれなくなっている可能性も否めません。
『賃貸の家賃はもったいないから古くても手ごろな物件を購入して住みたい』と言ったニーズにハマる価格帯の売物件がそもそも少なければ成約件数も伸びなくなってしまうと思います。
昨年あたりから様々な分野で値上がりが続くものの消費者の所得は上がらず国内消費の冷え込みが不安視される今日において不動産の売れ行きにも暗い影がさしかかってきているかもしれません。

ただ、逆に言えば欲張らずに高値売り出しを控えればニーズはあるものの競合が少ない価格帯で売り出すことができるので思った以上に早く売れるチャンスであるとも言えます。
不動産の価格と売れるまでのスピードは相反する関係にあります。
住み替えや離婚や転勤など事情があってなるべく早く売りたい人にとっては売価設定さえ間違えなければむしろ売りやすいチャンスなのかもしれません。


※価格とスピードは相反するから『物件価格の松竹梅』

以上、また今後とも定期的に市況情報として成約事例をお送りさせていただきます。

不動産についてご不明点やお悩みなどございましたらお気軽にご連絡ください。


令和5年6月     
売却サポート:青山

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