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お世話になっております。

センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。

名東区における成約事例をお送りいたします。

相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。

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令和5年5月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]名東区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和5年5月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地：8件
　成約価格：1,450万円～1億円
戸建：10件
　成約価格：3,690万円～6,420万円
マンション：21件
　成約価格：580万円～4,980万円

23.5成約事例【名東区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください

※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。

コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。

https://campage.jp/test2/jireihaishin

////【所感】///////
名古屋市名東区におきまして令和5年5月は成約件数前月比134％の増加となりました。
詳細内容は以下の通りです。

・土地・

平均成約坪単価：67.61万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約2704万円
　前月から成約件数微増ながら横ばいに推移した
　成約物件の75％を低層住居専用地域の土地が占めていた
　変形地や著しく高低差のある土地などの成約登録が少なかったため平均成約坪単価は高水準となった

・戸建・
建物平均成約坪単価：138.71万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約4438万円
　成約登録の7割を新築物件が占める結果となった
　新築物件でも完成後販売が長期にわたったため在庫処分で値下げした物件の成約登録が目立った
　この新築在庫処分の売れ行きが成約登録件数を先月から倍以上に引き上げる要因となった
　　
・マンション・
平均成約平米単価：36.62万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約2746万円
　前月から成約件数を伸ばし3ヶ月連続で成約件数が増加した
　5月は特に3000万円台の成約登録が多く成約登録全体の4割強を占めている

売れ行きが急激に失速した3月から4月は横ばいに近しい微増にとどまったものの5月になってやっと成約件数を元の水準まで回復しました。

ただ、例年は春先から5月にもなると売れ行きも落ち着いてくる傾向にありますが…
今年は前年同月比で144％と売れ行き好調に見て取れます。
特に戸建の成約件数の伸びはこの時期にしては珍しい印象があります。
詳しく内容を見ると新築物件の在庫処分値下が要因であると見受けられますので在庫調整が整えば来月以降で同じような売れ行きが維持される保証はありません。

逆に中古物件の成約登録が乏しくなっております。
と言うのも、そもそも低価格帯の売物件が市場に少なくなっており少しでも安く買いたい買手の需要に対して供給が足りていない状況にあります。
なぜ低価格帯の物件が最近売りに出てこないのか？
背景としては売出価格が全体的に上がったために買手にとって納得して購入に至る低価格帯物件が枯渇しているような状況となっていると思われます。

そりゃあ売主の心理としては少しでも高く売りたいと言う気持ちが働くのもわかります。

まわりがみんな『なるべく高く売りたい！』ってチャレンジ価格で売り出してたら便乗して高値で売り出す余地は十分あると思います。
不動産に関してはここ数年ずーっとそのような状況で高値売出しのスパイラル続いており物件価格が上昇してきました。

しかし買手が上昇する物件価格についてこれなくなっている可能性も否めません。
『賃貸の家賃はもったいないから古くても手ごろな物件を購入して住みたい』と言ったニーズにハマる価格帯の売物件がそもそも少なければ成約件数も伸びなくなってしまうと思います。
昨年あたりから様々な分野で値上がりが続くものの消費者の所得は上がらず国内消費の冷え込みが不安視される今日において不動産の売れ行きにも暗い影がさしかかってきているかもしれません。

ただ、逆に言えば欲張らずに高値売り出しを控えればニーズはあるものの競合が少ない価格帯で売り出すことができるので思った以上に早く売れるチャンスであるとも言えます。
不動産の価格と売れるまでのスピードは相反する関係にあります。
住み替えや離婚や転勤など事情があってなるべく早く売りたい人にとっては売価設定さえ間違えなければむしろ売りやすいチャンスなのかもしれません。

※価格とスピードは相反するから『物件価格の松竹梅』

以上、また今後とも定期的に市況情報として成約事例をお送りさせていただきます。
不動産についてご不明点やお悩みなどございましたらお気軽にご連絡ください。