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令和5年地価公示、全用途平均が2年連続で上昇
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お世話になっております。
センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。
昭和区における成約事例をお送りいたします。
相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。
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令和5年3月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]昭和区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和5年3月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:11件
成約価格:1,200万円~1億8,000万円
戸建:4件
成約価格:2,950万円~8,600万円
マンション:8件
成約価格:750万円~4,680万円
23.3成約事例【昭和区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください
※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。
コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。
https://campage.jp/test2/jireihaishin
////【所感】///////
名古屋市緑区では令和5年3月のマンションの成約件数が落ち着いたものの…
土地成約件数が驚異的増加し全体成約登録件数はほぼ横ばいながら前月比109%と増加を維持する結果となりました。
詳細内容は以下の通りです。
・土地・
平均成約坪単価:90.63万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約3625万円
令和2年10月以来2年5か月ぶりに成約登録件数が2桁超になった
様々な価格帯の土地が売れていたが億単位の成約登録が複数重なり売れ行きの好調さを感じさせる
ただし高低差のある土地などで著しく安価な成約登録などもあったため平均成約坪単価は減少に転じる結果となった
・戸建・
建物平均成約坪単価:134.42万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約4301万円
新築の成約登録は無く中古だけで構成されていた
築浅物件の成約登録も無く床面積が広めの中古物件が大半を占めたため平均成約坪単価は先月から引き続き減少傾向にある
・マンション・
平均成約平米単価:43.84万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約3288万円
成約件数は半分近くまで減少したものの築古物件の割合が減少したため平均成約平米単価は上昇に転じた
駅近マンションの需要が高い地域ではあるが3月の成約登録は鶴舞線駅徒歩圏に比重が高かった
全体の成約件数としては前月から微増ながら未だ高い水準でほぼ横ばいに推移したことを考えるとまだ売れ行きは好調だったと言えます。
とは言え前年同月比では88%の成約件数に止まり昨年に比べるとやや3月でブレーキがかかってきたようなイメージでしょうか?
不動産価格のみならず物価上昇や金利上昇気運など消費マインドを低下させる要素は山ほど揃っているので…
昭和区においては今後の動向に目が離せません。
と言うのも今年こそ潮目が変わる可能性も十分にあります。
毎月SUUMOの担当者と広告の打ち合わせする際に不動産サイトの閲覧状況など説明を受けるのですが…
今年はSUUMO全体のアクセス数が1月から2~3月にかけて2ヶ月連続で右肩下がりに推移しているような状況になっております。
実際に弊社でも1月をピークに問い合わせ件数は2カ月連続で減少傾向にあります。
『問合せが少ない=動いてる客が少ない』とも見て取れるので今後の売れ行きについての懸念材料とも言えます。
従来は2~3月にかけてアクセス数が低下して問い合わせの件数が減るようなことは無かったので市場の変化の兆しかもしれません。
3月末に地価公示が発表されました。
とは言え、公示価格は前年の取引事例などを踏まえて取引などの指標とすることを目的に発表されるデータになります。
つまりリアルタイムな情報ではありません。
『2年連続で地価が上がってる!』なんて思った時には既に状況が変わりつつある可能性もあります。
興味深いデータとして(独)住宅金融支援機構が同じく3月下旬に発表したデータでは昨年10~12月にかけての新規住宅ローン貸出額が前比8.8%減になっていたと言うことでした。
昨年の秋から年末にかけて住宅ローンの貸出額が減っていると言うことはそれだけ売れている数が減っていると言うことにほかなりません。
需要と供給の関係において需要の高まりにより売手有利な市場にあっては高値でも売れる余地はあります。
逆に需要が落ち込んだときは高値での成約を目指す余地は小さくなってしまいます。
昨年秋から末にかけての新規住宅ローン貸出額減少と…
年明け以降の不動産サイトにおけるアクセス数と問い合わせ件数の減少…
その様な要因を鑑みると地価公示の上昇に楽観視はできないのではないでしょうか?
以上、また今後とも定期的に市況情報として成約事例をお送りさせていただきます。
不動産についてご不明点やお悩みなどございましたらお気軽にご連絡ください。
売却サポート:青山