ホーム  >  【不動産市況情報】令和4年11月 天白区成約事例[センチュリー21興和不動産]

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お世話になっております。

センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。

天白区における成約事例をお送りいたします。

相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。


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令和4年11月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]天白区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和4年11月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:3
 成約価格:2,150万円~5,400万円
戸建:7
 成約価格:3,540万円~4,290万円
マンション:21
 成約価格:300万円~5,080万円

22.11成約事例【天白区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください

※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。

コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。

https://campage.jp/test2/jireihaishin

 

////【所感】///////
令和4年11月の名古屋市天白区における成約動向としては戸建の成約件数が減少したもののマンションの成約件数が伸びて前月からはほぼ横ばいに推移した前月比96%の成約件数となりました。
詳細内容は以下の通りです。


・土地・

平均成約坪単価:48.17万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約1926万円
 天白区池見において小ぶりな土地が高単価で取引された事例の登録があったものの他の土地の成約事例は全て低層住居専用地域の建蔽率・容積率が40・80%のエリアだったため平均成約坪単価は低水準に落ち込む結果となった。
 低層住居専用地域の特に容積率が低いエリアでは一般的な住宅を建てるために広い土地を確保する必要が出てくる。
 そのため坪単価が低くなる傾向が強い。

・戸建・
建物平均成約坪単価:127.05万円(イレギュラーデータ1件割愛)
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約4065万円
 新築も中古も満遍なくほぼ均等に売れていた。
 中古物件に関しても法定耐用年数を超えた築年数での成約登録は無かったため平均成約坪単価が上昇に転じた。
 なお、割愛したイレギュラーデータについては10LDKと部屋数がやたら多く家2軒分くらいの広さを有しつつも4140万円で成約していたため割愛した。
 
・マンション・
平均成約平米単価:27.67万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約2075万円
 そのうえ3000万円超物件の成約登録は全体の2割弱しかなく成約件数は伸ばしたものの平均成約平米単価は低下する結果となった。
 また駅近ではない物件の成約登録も多々見受けられ価格に手頃感があれば駅近でなくともマンションは売れるのだと思われる。

 

 

全体としては成約件数が前月から若干減少したとは言え売れ行き自体はほとんど横ばいにあったと思われます。

ただ、平均単価が減少している状況を考慮すると価格の安い方へ成約する客が流れているように推測されます。
安価な物件の売れ行きが良かった直後は市場における手を出しやすい価格帯の物件が減少するため売れ行きがやや鈍る傾向にあります。
そう考えると今月以降の動向が気になるところではあります。


とは言えそれ以上に気がかりなのは来年の動向ではないでしょうか?
一昨年のウッドショックも色あせて感じられるほど今年は色々なモノが値上がりする年でした。
資材や設備とそれにかかわる様々な人の集まりで作られていく建築物は値上げの影響を受けずに済むわけがありません。
建築費の高騰を背景に新築物件の相場はかなり高くなりました。
新築価格に牽引される形で中古も従来より高値で売り出しても売れると言った形で売手に有利だったかもしれません。

 

ただ、あまりに度重なる値上がりは消費者の意欲を抑制する要因になりつつあります。

その様な状況において何かしらきっかけがあれば一気に低迷へと転じる可能性も否めません。
来年想定されるきっかけとしては日銀総裁の任期満了に伴う金利政策の動向ではないでしょうか?
世の中の風潮的には『ゼロ金利政策は終了で金利が上がる』と目されていますが、逆に『金利上げようものなら中小企業の倒産が相次ぐので上げられるわけがない』と言った考えもあります。
とは言え不動産業界の中では…
『金利は上がる』→『売れ行きが悪くなる』
と言った予想が大半を占めております。
マンションデベロッパーや建売業者のみならず買取再販専門業者等でも一部に仕入を厳選する動きも出始めているとも言います。
高い値段で売れること見込んで高値で買ったものの…仕入した物件が完成して販売する頃には金利上って売れ行き悪くなってドツボにハマると言ったリスクを避けるため慎重になりつつあります。

 

また、度重なる資材の値上げに伴う建築費の上昇で販売価格を維持するために不動産の買取価格を抑える動きも出始めています。

名古屋市内で駅徒歩圏内であれば高値で土地を買い上げていた狭小分譲をする建売業者などは来年から建築費が上がるので今ほど高値で土地を買えなくなると言っているところもあります。
時期が変わると買えると言っていたものが買えなくなる事案も少なくないと思われます。
買取査定で価格目線だけ引き出しておいて保留にしていたものの、いざ売ろうとしたらそこまでの金額付かないなんてことも起こり得ます。
今現在がかなり不動産相場も上がっている状態なので売却を検討しているのであれば高く売れるうちに売却を進められた方が良いと思われます。

 


以上、また今後とも定期的に市況情報として成約事例をお送りさせていただきます。

不動産についてご不明点やお悩みなどございましたらお気軽にご連絡ください。


令和4年12月     
売却サポート:青山


--追伸--


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