カテゴリ:気になる不動産関連ニュース記事まとめ / 更新日付:2026/04/06 14:32 / 投稿日付:2026/04/06 14:32
「もう、戻れんのよ。売るわ」老人ホーム入居から5年、74歳父が決断…空き家評価額1,500万円、維持費を負担し続けた45歳長男の現実
「もう、戻れんのよ。売るわ」老人ホーム入居から5年、74歳父が決断…空き家評価額1,500万円、維持費を負担し続けた45歳長男の現実|資産形成ゴールドオンライン「いつか売る」では遅い?空き家のまま5年放置した結果から考える、名古屋市で不動産売却を成功させるための判断軸
はじめに
「もう戻れんのよ、売るわ」
ある記事では、老人ホームに入居してから5年が経過した父親が、ついに自宅の売却を決断したというエピソードが紹介されていました。
空き家となった実家は評価額1,500万円。住んでいないにもかかわらず、維持費を負担し続けていたのは同居していない長男でした。
この話は決して特別なケースではありません。
名古屋市内でも、親が施設に入所したことをきっかけに実家が空き家となり、そのまま数年放置されるケースは珍しくありません。
そして多くの場合、最終的には「売る」という選択に行き着きます。
問題は、「いつ売るか」と「どう売るか」です。
空き家は“資産”ではなく“時間で価値が変わる不動産”
記事のケースから見えてくるのは、空き家の本質です。
・誰も住んでいない
・使う予定もない
・それでも維持費はかかり続ける
この状態の不動産は、単なる資産ではありません。
時間の経過とともに条件が変化していく「動く資産」です。
特に注意すべきなのは、次の3点です。
1. 建物は確実に劣化する
空き家は人が住んでいない分、換気や通水が行われず、劣化が進みやすくなります。
結果として、売却時には「古い家」ではなく「状態の悪い家」として評価される可能性があります。
2. 維持コストは積み上がる
固定資産税、管理費、草刈り、修繕など、空き家は保有しているだけでコストがかかります。
しかもそのコストは、売却価格に上乗せできるものではありません。
3. 判断が先送りされる
「まだ使うかもしれない」「親が戻るかもしれない」
こうした理由で意思決定が先送りされ、その間に状況だけが悪化していきます。
なぜ「もっと早く売ればよかった」となるのか
多くの空き家が辿る流れは似ています。
・とりあえず残しておく
・数年が経過する
・維持が負担になる
・最終的に売却を決断する
このとき、売主の多くが感じるのが
「もっと早く売ればよかった」という後悔です。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
理由の一つは、「コストを回収したい」という心理です。
投下したコストが判断を狂わせる
空き家を維持している間、所有者や家族は少なからず費用と手間をかけています。
・税金を払い続けてきた
・修繕や管理をしてきた
・時間と労力をかけてきた
その結果として生まれるのが、
「少しでも高く売って回収したい」という感情です。
この気持ちは自然なものですが、ここに大きな落とし穴があります。
不動産市場は、過去にかけたコストを評価しません。
評価されるのは、「今いくらで買いたい人がいるか」だけです。
高値査定が招く“売れない売却”
この心理状態のときに一括査定を利用すると、問題が起きやすくなります。
不動産会社は媒介契約を獲得するため、競合他社より高い査定額を提示することがあります。
この価格は「売れる価格」ではなく、「依頼を取るための価格」になっている場合も少なくありません。
売主側では次のような変化が起きます。
・思っていたより高い価格が出る
・この金額で売れるかもしれないと期待する
・強気の価格設定で売り出す
そして結果として、
・内覧はあるが決まらない
・時間だけが経過する
・値下げを繰り返す
という状況に陥ります。
最終的には、最初から適正価格で売り出すよりも低い価格で成約してしまうケースも珍しくありません。
問題は「相場」ではなく「戦略」である
ここで重要なのは、「相場に合わせるべきかどうか」という話ではありません。
本質は、
「その価格で売るための戦略があるかどうか」です。
不動産売却には大きく分けて2つの考え方があります。
スピード重視の売却
相場に合わせて価格設定を行い、早期成約を目指す方法です。
確実性が高く、ストレスも比較的少ないのが特徴です。
価格重視の売却
あえて高値で売り出し、時間をかけて買主を探す方法です。
高値成約の可能性はありますが、時間と不確実性を伴います。
どちらが正しいという話ではありません。
重要なのは、自分がどちらを選ぶのかを明確にすることです。
売却で最初に決めるべきこと
不動産売却において最初に考えるべきは、次の問いです。
「いくらで売れたら納得できるのか」
この基準が曖昧なまま売却を始めると、
・高値に期待する
・売れない
・値下げする
という流れに陥りやすくなります。
一方で、最初に納得ラインが決まっていれば、
・どの戦略を取るか
・どれくらいの期間を許容するか
・どのタイミングで見直すか
といった判断が明確になります。
良い不動産会社の見極め方
ここで重要になるのが、不動産会社の提案内容です。
見るべきポイントは査定額ではありません。
・なぜその価格で売れるのか
・どのくらいの期間を想定しているのか
・売れなかった場合の次の手をどう考えているか
つまり、「価格」ではなく「プロセス」を説明できるかどうかが重要です。
空き家は「スタート時点」が最も重要
今回のニュース記事のように、空き家は「気づいたときには数年経過している」ケースが多く見られます。
しかし視点を変えると、空き家問題は
「相続後」ではなく
「施設入所などで住まなくなった時点」
から始まっています。
もし、時間をかけてでも高値で売却したいのであれば、この“空き家がスタートした瞬間”から動き出すことが重要です。
時間を味方につけるのか、敵に回すのかで、結果は大きく変わります。
まとめ
空き家は、持っているだけでコストとリスクが積み上がる不動産です。
そして多くの場合、最終的には売却という選択に行き着きます。
重要なのは、そのときに慌てて判断するのではなく、
・いくらで売れたら納得できるのか
・その価格で売るためにどんな戦略が必要か
・どのタイミングでどう動くか
をあらかじめ設計しておくことです。
名古屋市で不動産売却を検討されている方は、
「まだ先の話」と考えるのではなく、今の段階から選択肢を整理しておくことが、後悔しない売却につながります。

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