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リ・バース60、付保実績戸数は35.6%増
カテゴリ:気になる不動産関連ニュース記事まとめ  / 更新日付:2022/12/03 14:02  / 投稿日付:2022/12/03 14:02

リ・バース60、付保実績戸数は35.6%増



リ・バース60の利用者が続々と増えている様です。

資金使途として注文住宅(28.1%)となっておりましたが…
次いで多い用途が借り換え(23.6%)となっておりリバースモーゲージの活用シーンが浸透してきたように思われます。

リバースモーゲージと言えば東京スター銀行の印象が強いですが、実は多くの銀行で提供しているリバースモーゲージの商品が住宅金融支援機構のリ・バース60なのです。

リ・バース60は住宅金融支援機構が提供するローン商品なので融資対象は不動産『自己居住用』の住宅に限られます。
東京スター銀行のリバースモーゲージのように『用途は何でも使える』と言うことはありません。

『建て替え』『買い替え』『リフォーム』などが住宅に関する資金使途に上げられますが…
既存の住宅ローンをリバースモーゲージで借り換えするのも住宅関連の資金使途に該当します。


たとえば40歳の時に借入期間35年で住宅ローンを組んだとします。
繰上返済をしてこなければ完済年齢は75歳となります。
定年退職後、再雇用してもらったとしても収入が減って今までと同じ返済額では返済が苦しいと言うケースも出てくるかもしれません。
その際、そうなるとますますに借り換えすると月々の支払いが極端に安くなります。
リバースモーゲージのリバースも返済については基本的に元金据え置きにして利息のみ払いになります。
仮に毎月返済10万円の人が残債800万円をリ・バース60に借り換えしたら令和4年12月現在の金利であれば月々の支払いは14,000円弱となります。
ただし、利息のみ支払いなので残債800万円は減りません。
少しずつでも繰上返済をして残債を返していけばいずれローンは完済できます。
または自宅に住まなくなった際に自宅を売却した代金で一括返済すればローンは完済して余ったお金は自由に使うことができます。

おそらく『住まなくなった際』とは介護施設に入居する場合、もしくは相続が発生して空家になる場合が想定されます。
逆に言えばそうなるまでの間は周辺賃貸の家賃と比較しても格安な月々支払額で自宅に住み続けられることとなります。

晩婚化で住宅購入をする年代が高くなってきている傾向があり、定年後も住宅ローンが残っていると言う人も今後ますます増えてくることが考えられます。
そうなるとますますリ・バース60の借り替えニーズは高まるのではないかと思われます。

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