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個人の住宅ローン残高は増加傾向 住宅ローンの借り手は「金利上昇」にいかに備えるべきか
カテゴリ:気になる不動産関連ニュース記事まとめ  / 投稿日付:2022/09/17 12:26

個人の住宅ローン残高は増加傾向 住宅ローンの借り手は「金利上昇」にいかに備えるべきか

個人の住宅ローン残高は増加傾向 住宅ローンの借り手は「金利上昇」にいかに備えるべきか|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)

世界的にインフレ対策で利上げしているにもかかわらず未だに金融緩和政策を継続している日本の一人負けの様相で円安になっていると言われますが…
円安の影響で輸入コストも増大し様々なモノの値上げが顕著になっております。
このような状況がいつまでも続くと世界のインフレの波をかぶることになりかねません。

おそらくはみんなが思っていることでしょう…
低金利時代は終わりを告げて利上げに転換する時期が訪れると。

ちなみに金利が上がったからと言ってすぐに住宅ローンの返済額が上がるわけではありません。
固定金利で住宅ローンを組んでいる人は固定期間が終了するまでは返済額が変わりません。
また、低金利の恩恵を最大限受けられる変動金利で住宅ローンを組んでいる人は5年ルールが適用されます。

変動金利で住宅ローンを組んでいる場合、返済額は5年の間返済額は一定で5年毎に見直しをします。
5年の間に金利が変わらなければ返済額見直しのタイミングで返済額が変わることはありません。
ただし、5年間に金利が上昇していると月々の返済額の中に占める利息と元金の割合で利息分が膨らむため返済額見直しのタイミングで予定していたよりも元金が減っていない可能性があります。
この場合、予定よりも返済が遅れている元金返済の帳尻を合わせるために返済額が見直されて上がることになります。

以上のように金利が上がったからと言ってすぐに月々の返済が上がるわけではありません。
しかし、金利が上がると返済額は5年区切りのタイミングで確実に上がります。
急激な金利上昇は考えにくいとも言われていますが…
インフレ対策で利上げに舵を切ったアメリカでは住宅ローン金利が6%になっているそうです。
日本では現状の金利2.475%もバブル期は8%まで跳ね上がっていたと言われます。(金利優遇前の店頭表示金利)
急激な金利上昇によって返済不能になることを回避するために5年毎の返済額見直し時に返済額が上昇する場合でも最大125%までに留める『125%ルール』もありますが返済額が上昇してもカバーしきれなかった元金は将来に皺寄せされるだけなので問題の先送りに過ぎません。

早々に金利上昇によって返済不能になることはありませんが…
あまりに金利が上がると将来に向けて負担が重くなる可能性も否めません。
住宅ローンの返済途中であっても自宅を売却することも検討することを視野に入れておくことが大事です。


金利の上昇に対しては今後注視していく必要があるのではないでしょうか?

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