ホーム  >  【不動産市況情報】令和8年3月 日進市成約事例[センチュリー21興和不動産]

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日進市
【土地】【戸建】【マンション】
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お世話になっております。
センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。
日進市における前月度成約物件データをお送りいたします。
相場の把握や市況の確認としてご覧ください。
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令和8年3月 成約事例データをお送りしております。

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[調査対象]名古屋市日進市
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和8年3月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:12
 成約価格:1,850万円~5,150
戸建:5
 成約価格:1,900万円~4,940万円
マンション:4
 成約価格:1,350万円~5,120万円

成約事例(日進市).pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください

※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。

コチラからメールアドレスをご登録ください。

https://campage.jp/test2/jireihaishin

 


///【所感】////

令和8年3月の日進市は、総成約件数21件となりました。
前月までと比べるとやや落ち着いた動きとなりましたが、その中でも土地の成約が全体を支える形となっています。
詳細は以下の通りです。

・土地・
土地成約坪単価中央値:44.7万円
成約土地面積中央値:183.88平米
⇒単価中央値を面積中央値に換算すると…約2,486万円
 土地は12件の成約となり、今月の日進市では最も動きが見られた種別となりました。
 面積中央値は約184平米と比較的広く、日進市らしくゆとりある敷地の成約が中心です。
 坪単価中央値は44万円台で、総額では2,000万円台半ばが一つの目安になっています。
 駅距離に幅はあるものの、広さを重視する実需層の需要が引き続き土地市場を支えている印象です。

・戸建・
建物成約坪単価中央値:84.5万円
成約建物面積中央値:123.42平米
成約築年数中央値:約22年
⇒単価中央値を面積中央値に換算すると…約3,156万円
 戸建は5件の成約で、件数はやや限られました。
 建物面積中央値は123平米超と広めで、ファミリー向けのゆとりある戸建が中心となっています。
 築年数中央値は約22年で、新築よりも中古戸建の流通が主役となった月でした。
 価格帯としては3,000万円前後が一つの目安となっており、築年数よりも広さや敷地条件を重視した動きが見られます。

・マンション・
マンション成約平米単価中央値:21.2万円
成約専有面積中央値:79.62平米
成約築年数中央値:約30年
⇒単価中央値を面積中央値に換算すると…約1,688万円
 マンションは4件の成約にとどまり、今月はやや静かな動きでした。
 専有面積中央値は約80平米で、ファミリー向け住戸が中心です。
 築年数中央値は約30年と経年の進んだ物件が多い一方で、その分価格は抑えられており、1,000万円台後半が成約水準の目安になっています。
 日進市のマンション市場は件数こそ多くありませんが、価格と広さのバランスが合えばしっかり需要が入る状況といえそうです。

日進市の3月は、全体の成約件数としてはやや落ち着いた水準となりましたが、内容を見ると土地需要の底堅さが目立つ月となりました。
戸建もマンションも件数は多くないものの、いずれも広さを重視する実需層の動きが中心で、日進市らしい市場の特徴が表れています。
価格帯としては名古屋市内中心部ほどの強い高騰感は見られず、広さと予算のバランスを重視した選ばれ方が続いている印象です。
全体としては、急激な過熱感よりも、落ち着いた実需中心の成約が積み上がった月だったといえそうです。


さて、日進市のミクロな動きとは別に、現在不動産業界全体、特に名古屋の市場を揺るがしているマクロな要因がいくつか重なり合っています。

今月は少し掘り下げて、今後の市況展望についてお話ししたいと思います。

まず、3月下旬に国土交通省から令和8年の「公示地価」が発表されました。
ニュース等では「全国的に地価上昇」という見出しが躍っていましたが、実は名古屋エリアの動向を細かく分析すると、少し異なる景色が見えてきます。

確かに価格自体は上昇基調にあるものの、その「上昇スピード(伸び率)」は明らかに減速傾向にあるのです。

これは何を意味するのでしょうか。
一言で言えば、これまでの急激な不動産価格の高騰に対して、実際の購入検討者(実需層)が「これ以上は高くて買えない」という高値警戒感を抱き、市場が天井に近づきつつあるサインと言えます。買い手側が価格に対して非常にシビアになっているのが現在のリアルな状況です。

しかし一方で、供給側(売り手・建築業界)には今、全く別の強烈な逆風が吹いています。
それが「ナフサ不足」を背景とした住宅設備の供給遅延問題です。

TOTOやLIXILといった大手メーカーでユニットバスなどの受注停止が相次ぎ、大きな話題となりました。現在は受注自体は再開されたものの、問屋筋の話では「納期は未定」という状況が続いており、先行きは非常に不透明です。
数年前のコロナ禍で起きた「ウッドショック」や「給湯器不足」を彷彿とさせるような事態が、再び起きようとしています。

この住宅設備が入荷できないという問題は、新築工事や中古物件のリフォーム・リノベーションの現場が「止まってしまう」ことを意味します。

過去の動向を考慮すると、現場が動かず商品(完成物件)が作れない状況下では、建売の分譲業者や中古の買取再販業者は、新たな土地や中古物件の「仕入れ」を一時的に制限する傾向にあります。

さらに厄介なのは、新規の物件供給が滞ることで、業者は「今ある完成済みの現場を大事に(高く)売ろう」という心理に傾くことです。
実際に名古屋の市場でも、3月までは決算期で値下げをして販売していた建売業者が、4月に入った途端に「元の価格に戻す」と称して実質的な値上げに踏み切るケースが見受けられます。

つまり、買い手が「高すぎる」と感じて地価上昇が減速しているにもかかわらず、供給側の都合によって市場全体にじわじわと「価格上昇の圧力」がかかり始めているのです。

現在の名古屋の不動産市場は、非常に複雑なジレンマを抱えています。

  1. 先月のメルマガでお伝えした「住宅ローン金利の上昇」による買い手の資金力低下。
  2. 今回の公示地価に表れた「高値警戒感」による需要の減速。
  3. ナフサ不足による「供給不足と物件価格の上昇圧力」。

買い手からすれば、「金利が上がって月々の負担が増えているのに、物件価格まで上がるなら、今は買うのを控えよう」という心理になるのは当然です。
一方で売り手(業者)は、「次の商品が作れないから、今ある在庫は安売りできない」と価格を維持、あるいは引き上げようとします。

この「売り手と買い手の目線のズレ」が、現在の市場に大きな“歪み”を生み出しています。

この歪みが解消され、新たな相場観が形成されるまでは、全体的に取引件数が鈍化し、少し「売り難い」状況が続く可能性が高いと考察しています。
ニュースとしては「地価上昇」や「設備不足」といった一面的なものに見えても、これらが複雑に絡み合うことで、不動産市況は静かに、しかし確実に変化しています。

このような市況下においては、「相場が上がっているから高く売れるだろう」という過去数年の成功体験は通用しにくくなります。
物件の適正な価値を見極め、ターゲットとなる層の動向を正確に把握した上で、戦略的に販売活動を行うことがこれまで以上に重要になってまいります。

具体的には、単にインターネットのポータルサイトに物件情報を掲載して「買い手を待つ」だけの受け身の売却では、長期化するリスクが高まっています。

例えば、住宅設備の納期遅延でリフォーム工事がスムーズに進まない今だからこそ、「現状のままでもすぐに生活が始められる」という状態の良さは、買い手にとって非常に大きな安心材料(付加価値)になります。
あるいは、買取業者が仕入れを控えている時期だからこそ、一般の購入検討者(実需層)の目に直接留まるような、物件の隠れた魅力を引き出す広告展開や見せ方の工夫が求められます。

「誰に向けて、どのような価値を、どう伝えるか」。
この戦略の解像度が、売却の成否を大きく左右するフェーズに入りました。
私たちセンチュリー21興和不動産では、今回お伝えしたようなマクロな経済動向から、各行政区のミクロな成約データまでを日々細かく分析しております。
その上で、お客様の大切な物件一つ一つの特性に合わせ、「今、この複雑な市場で最も高く、確実に売るためのオーダーメイドの売却戦略」をご提案いたします。

「とりあえず今の正確な価値を知っておきたい」
「将来的な住み替えに向けて、今のうちに戦略を練っておきたい」
「現在売りに出しているが、なかなか動きがなくて不安を感じている」

どのような段階でも構いません。市場の先行きが見通しにくい今だからこそ、地域のリアルな動向を熟知したプロの視点をご活用ください。

以上、相場の変化をいち早く察知していただくために、毎月成約事例情報をお届けしてまいります。
引き続き定期的にお知らせいたしますので参考にしていただけますと幸いです。

その他にも不動産についてご不明点やお悩みなどございましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
皆さまの大切な資産の価値を最大限に活かせるよう、最新情報をもとにサポートしてまいります。

 

令和8年4月
売却サポート担当:青山

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