
令和8年地価公示、全国平均は5年連続上昇
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お世話になっております。
センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。
名東区における前月度成約物件データをお送りいたします。
相場の把握や市況の確認としてご覧ください。
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令和8年3月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]名古屋市名東区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和8年3月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:13件
成約価格:1,300万円~1億2,460万円
戸建:11件
成約価格:1,580万円~9,000万円
マンション:13件
成約価格:320万円~9,550万円
成約事例(名東).pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください
※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。
コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。
https://campage.jp/test2/jireihaishin
///【所感】////
令和8年3月の名東区は、土地・戸建・マンションがそれぞれバランスよく成約しており、総成約件数は37件となりました。
種別ごとの件数が大きく偏ることなく動いており、名東区全体として一定の取引水準を保っている月だったといえそうです。
詳細は以下の通りです。
・土地・
土地成約坪単価中央値:78.4万円
成約土地面積中央値:201.84平米
⇒単価中央値を面積中央値に換算すると…約4,787万円
土地は13件の成約となり、名東区の中では比較的しっかり動いた月となりました。
面積中央値は約201平米と広めで、戸建用地としてゆとりある敷地の成約が目立ちます。
坪単価中央値は78万円台で、極端な高騰感はないものの、総額では4,000万円台後半が一つの目安になっています。
名東区は立地や道路条件、最寄駅距離によって価格差が出やすい一方、条件が整った土地には安定した需要が入っている印象です。
・戸建・
建物成約坪単価中央値:123.4万円
成約建物面積中央値:118.66平米
成約築年数中央値:約16年
⇒単価中央値を面積中央値に換算すると…約4,431万円
戸建は11件の成約となり、土地と並んで存在感のある動きとなりました。
建物面積中央値は約118平米とやや広めで、ファミリー向けの戸建が中心に動いています。
築年数中央値は約16年で、新築一辺倒ではなく、築10年台から築古まで含めて幅広く成約しているのが特徴です。
名東区では、建物の新しさだけでなく、敷地の広さや住環境、生活利便性とのバランスが価格形成に反映されている様子がうかがえます。
・マンション・
マンション成約平米単価中央値:25.2万円
成約専有面積中央値:77.72平米
成約築年数中央値:約31年
⇒単価中央値を面積中央値に換算すると…約1,959万円
マンションは13件の成約となり、件数としては土地と同程度の動きでした。
専有面積中央値は約77平米で、ファミリータイプ中心の成約が多く見られます。
築年数中央値は約31年とやや古めですが、その分価格帯は抑えられており、2,000万円前後が一つの成約水準になっています。
築年数が経過したマンションでも、駅距離や専有面積、管理状態など条件が合えば十分に需要があることが確認できる内容でした。
名東区の3月は、土地・戸建・マンションのいずれかに偏ることなく、各種別がバランスよく動いた月となりました。
土地は広めの敷地、戸建はファミリー向けの広さ、マンションは築年数を重ねた実需向け住戸が中心で、それぞれに異なる需要が入っています。
価格帯としては決して安いエリアではありませんが、名東区らしい住環境や広さを求める層からの需要は引き続き底堅い印象です。
全体としては、過熱感よりも安定感が感じられる、堅実な成約状況だったといえそうです。
さて、名東区のミクロな動きとは別に、現在不動産業界全体、特に名古屋の市場を揺るがしているマクロな要因がいくつか重なり合っています。
今月は少し掘り下げて、今後の市況展望についてお話ししたいと思います。
まず、3月下旬に国土交通省から令和8年の「公示地価」が発表されました。
ニュース等では「全国的に地価上昇」という見出しが躍っていましたが、実は名古屋エリアの動向を細かく分析すると、少し異なる景色が見えてきます。
確かに価格自体は上昇基調にあるものの、その「上昇スピード(伸び率)」は明らかに減速傾向にあるのです。
これは何を意味するのでしょうか。
一言で言えば、これまでの急激な不動産価格の高騰に対して、実際の購入検討者(実需層)が「これ以上は高くて買えない」という高値警戒感を抱き、市場が天井に近づきつつあるサインと言えます。買い手側が価格に対して非常にシビアになっているのが現在のリアルな状況です。
しかし一方で、供給側(売り手・建築業界)には今、全く別の強烈な逆風が吹いています。
それが「ナフサ不足」を背景とした住宅設備の供給遅延問題です。
TOTOやLIXILといった大手メーカーでユニットバスなどの受注停止が相次ぎ、大きな話題となりました。現在は受注自体は再開されたものの、問屋筋の話では「納期は未定」という状況が続いており、先行きは非常に不透明です。
数年前のコロナ禍で起きた「ウッドショック」や「給湯器不足」を彷彿とさせるような事態が、再び起きようとしています。
この住宅設備が入荷できないという問題は、新築工事や中古物件のリフォーム・リノベーションの現場が「止まってしまう」ことを意味します。
過去の動向を考慮すると、現場が動かず商品(完成物件)が作れない状況下では、建売の分譲業者や中古の買取再販業者は、新たな土地や中古物件の「仕入れ」を一時的に制限する傾向にあります。
さらに厄介なのは、新規の物件供給が滞ることで、業者は「今ある完成済みの現場を大事に(高く)売ろう」という心理に傾くことです。
実際に名古屋の市場でも、3月までは決算期で値下げをして販売していた建売業者が、4月に入った途端に「元の価格に戻す」と称して実質的な値上げに踏み切るケースが見受けられます。
つまり、買い手が「高すぎる」と感じて地価上昇が減速しているにもかかわらず、供給側の都合によって市場全体にじわじわと「価格上昇の圧力」がかかり始めているのです。
現在の名古屋の不動産市場は、非常に複雑なジレンマを抱えています。
- 先月のメルマガでお伝えした「住宅ローン金利の上昇」による買い手の資金力低下。
- 今回の公示地価に表れた「高値警戒感」による需要の減速。
- ナフサ不足による「供給不足と物件価格の上昇圧力」。
買い手からすれば、「金利が上がって月々の負担が増えているのに、物件価格まで上がるなら、今は買うのを控えよう」という心理になるのは当然です。
一方で売り手(業者)は、「次の商品が作れないから、今ある在庫は安売りできない」と価格を維持、あるいは引き上げようとします。
この「売り手と買い手の目線のズレ」が、現在の市場に大きな“歪み”を生み出しています。
この歪みが解消され、新たな相場観が形成されるまでは、全体的に取引件数が鈍化し、少し「売り難い」状況が続く可能性が高いと考察しています。
ニュースとしては「地価上昇」や「設備不足」といった一面的なものに見えても、これらが複雑に絡み合うことで、不動産市況は静かに、しかし確実に変化しています。
このような市況下においては、「相場が上がっているから高く売れるだろう」という過去数年の成功体験は通用しにくくなります。
物件の適正な価値を見極め、ターゲットとなる層の動向を正確に把握した上で、戦略的に販売活動を行うことがこれまで以上に重要になってまいります。
具体的には、単にインターネットのポータルサイトに物件情報を掲載して「買い手を待つ」だけの受け身の売却では、長期化するリスクが高まっています。
例えば、住宅設備の納期遅延でリフォーム工事がスムーズに進まない今だからこそ、「現状のままでもすぐに生活が始められる」という状態の良さは、買い手にとって非常に大きな安心材料(付加価値)になります。
あるいは、買取業者が仕入れを控えている時期だからこそ、一般の購入検討者(実需層)の目に直接留まるような、物件の隠れた魅力を引き出す広告展開や見せ方の工夫が求められます。
「誰に向けて、どのような価値を、どう伝えるか」。
この戦略の解像度が、売却の成否を大きく左右するフェーズに入りました。
私たちセンチュリー21興和不動産では、今回お伝えしたようなマクロな経済動向から、各行政区のミクロな成約データまでを日々細かく分析しております。
その上で、お客様の大切な物件一つ一つの特性に合わせ、「今、この複雑な市場で最も高く、確実に売るためのオーダーメイドの売却戦略」をご提案いたします。
「とりあえず今の正確な価値を知っておきたい」
「将来的な住み替えに向けて、今のうちに戦略を練っておきたい」
「現在売りに出しているが、なかなか動きがなくて不安を感じている」
どのような段階でも構いません。市場の先行きが見通しにくい今だからこそ、地域のリアルな動向を熟知したプロの視点をご活用ください。
以上、相場の変化をいち早く察知していただくために、毎月成約事例情報をお届けしてまいります。
引き続き定期的にお知らせいたしますので参考にしていただけますと幸いです。
その他にも不動産についてご不明点やお悩みなどございましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
皆さまの大切な資産の価値を最大限に活かせるよう、最新情報をもとにサポートしてまいります。





