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お世話になっております。
センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。
緑区における成約事例をお送りいたします。
相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。
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令和7年5月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]緑区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和7年5月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:8件
成約価格:200万円~9213万円
戸建:16件
成約価格:950万円~5480万円
マンション:14件
成約価格:200万円~4450万円
25.5成約事例【緑区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください
※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。
コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。
https://campage.jp/test2/jireihaishin
////【所感】///////
令和7年5月の緑区は全種別とも成約件数を前月より減らし全体としては前月比70%の売れ行きとなりました。
詳細は以下の通りです。
・土地・
平均成約坪単価:45.75万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約1830万円
前月から成約件数を3割ほど減らした
最多成約価格帯は3000万円台で4000万円以上の成約登録はなかった
200平米以上の土地成約登録が目立ち特にもっとも広かった桶狭間の土地が最低単価で売れていたため平均成約単価を大きく引き下げる要因となった
・戸建・
建物平均成約坪単価:97.44万円万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約3118万円
前月から成約件数を3割ほど減らした
最多成約価格帯は2000万円台で成約登録の半分以上を占めていた
安価な中古物件に需要が集中した様子が見て取れる
・マンション・
平均成約平米単価:23.09万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約1731万円
前月から成約件数を3割ほど減らした
1000~2000万円台の成約登録が全体の7割を占めており全体的に低価格帯物件の成約登録に比重が寄っていた
4000万円以上の成約登録もなかったため平均成約単価は半年ぶりの低水準となった
緑区では前月より引き続き2か月連続で成約件数を減らす結果となりました。
とは言え前年同月比では107%の成約件数となっており例年並みの売れ行きは維持したように見受けられます。
ただ、内容的には戸建やマンションの成約登録が低価格帯に比重が寄っており安価な中古に需要が偏っている状況になっていました。
新築物件が高値水準を維持している状況なので中古の方が手出ししやすいのかもしれません。
そんな中でも最近は高額物件を買いやすくするために新しい住宅ローン商品も出てきました。
40年ローン、ならびに50年ローンについての説明
近年は住宅ローンの長期化が顕著になってきています。
従来の住宅ローン借入期間35年よりも5年長い40年ローンなどは取扱金融機関も増えてアタリマエの選択肢となり…
50年ローンを扱う金融機関も登場しています。
住宅価格の高騰が続くなかで、少しでも月々の返済負担を軽減するために、借入期間をできるだけ長く取る傾向が顕著になっています。
ただし注意すべき点として、住宅ローンには完済年齢の上限があり、多くの金融機関では「80歳まで」と定められています。
つまり、仮に50年ローンを組もうと思っても、30歳以下でなければ対象外となり、40歳の方であれば最長40年ローンまでが現実的な選択肢となります。
自分の年齢と完済年齢との兼ね合いで最長期間でローンを組んで、月々の支払いを抑えながら、必要な期間だけ家を持つというライフスタイルが、徐々に一般的になってきています。
背景と消費者のニーズ
このような長期ローンが注目される背景には、「家は一生に一度の買い物」という従来の常識が変化していることがあります。
晩婚化・晩産化に伴い、住宅購入のタイミングが30代後半~40代になるケースが多く、「定年までに完済する」ことよりも、「今の生活に無理のない範囲で暮らせるかどうか」が重要視されるようになっています。
「どうせ完済前に住み替えるつもりだから」「ローンを払い続けながら家族のライフステージに応じて住まいも変えていきたい」といった声も増えてきており、住まいの所有に対する意識そのものが変わり始めています。
長期借入に対する消費者の考え方の変化
かつては…
「住宅ローンは定年退職までに完済するもの」
「頭金はできるだけ多く用意するべき」
といった価値観が主流でしたが、今では
「借入期間を長くしてでも月々の支払いを軽くしたい」
「完済年齢が80歳になっても構わない」
という考え方が当たり前になりつつあります。
家は「人生の一時期を過ごす場所」として捉えられるようになり、「終の棲家」としての購入ではなく、必要なタイミングで持ち、必要がなくなったら手放す。そんな合理的な価値観が浸透してきている感があります。
中古物件に対する需要
そのような背景もあって、近年では新築にこだわらず中古マンションや中古戸建住宅への関心が高まっています。
立地や使い勝手、予算やランニングコストを重視する結果、新築にこだわらない客層は増えており、ニーズに合致するのであれば中古物件も「選ばれる住宅」として注目されています。
特に10〜20年程度の子育て期間だけをマイホームで過ごしたいというニーズが増えており、「一定期間の暮らしを快適に支えてくれる家」として、中古住宅が再評価されています。
例えば)4000万円のローンを組んで中古物件を購入したとします。
1年あたりの住宅ローン返済に占める元金が130万円だった場合→15年住んでいたら残債は2050万円になります。
住み替えに際して売却して2800万円で売れたとしたら→売却の諸費用と残債を差し引いても500万円以上手元に残ることになります。
賃貸暮らしでは家賃を払い続けるだけで10~20年住み続けた後に住み替えしても手元に何も残りません。
「家賃はもったいないから持ち家に住む」と言う考え方はまさにこのような背景に基づくものではないでしょうか?
ローンが残っていても売れるということ
住宅ローンが残っていても、家の売却は可能です。
売却価格がローン残債を上回る場合、売却代金でローンを完済し、抵当権を抹消したうえで所有権を移転することができます。
さらに、完済後に手元に資金が残る「余剰金」があれば、住み替えの費用や老後資金、貯蓄として活用することもできます。
ローンを払い続けてきたことが、将来の資産形成につながる好例といえるでしょう。
現在住宅ローンを返済中の方にとっても、「このまま住み続けるのが正解かどうか」を再検討する良いタイミングかもしれません。
住み替えを検討するタイミング
家族構成の変化、収入の変化、ライフスタイルの変化などに応じて、住まいのあり方も変えるべきときが訪れます。
以下のようなきっかけがある方は、住み替えを前向きに検討するタイミングかもしれません。
・子どもが独立して家が広すぎると感じる
・毎月の支払いに負担を感じ始めた
・老後を見据えた住まいを選びたい
・転職や退職で通勤環境が変わった
・親の介護などでライフスタイルが大きく変わった
一度家を持ったら一生そこに住み続ける時代ではありません。
ご家族の暮らし方や今後の生活を見つめ直すことが、資産を最大限に活用することにつながります。
査定と手取り額の試算
家を売却する際、いくらで売れるかという「査定額」はもちろん大切ですが、それだけでは不十分です。
最終的に「手元にいくら残るのか(手取り額)」を把握しておくことが、適切な住み替え判断には欠かせません。
当社では、不動産の売却査定とあわせて、以下のような項目を盛り込んだ「手取り額試算書」を無料でご提供しております。
・想定される売却価格
・住宅ローンの残債額
・仲介手数料・登記費用などの諸経費
・売却後に手元に残る資金の予測
・住み替えのご提案(購入・賃貸)
不動産の価値は、単に売れるかどうかだけでなく、売却後のライフプランと密接に関係しています。
お客様それぞれの状況に合わせたご提案を通じて、「売ってからの暮らし」までしっかりとサポートいたします。
査定書と手取り額計算書をセットで試算いたしますのでお気軽にご連絡ください。
以上、相場の変化をいち早く察知していただくために毎月成約事例情報をお届けしてまいります。
引き続き定期的にお知らせいたしますので参考にしていただけますと幸いです。
その他にも不動産についてご不明点やお悩みなどございましたら何でもご相談承ります。
お気軽にご連絡ください。
売却サポート:青山