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お世話になっております。
センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。
千種区における成約事例をお送りいたします。
相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。
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令和6年8月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]千種区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和6年8月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:10件
成約価格:2340万円~1億6378万円
戸建:2件
成約価格:6100万円~1億8000万円
マンション:18件
成約価格:500万円~8680万円
24.8成約事例【千種区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください
※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。
コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。
https://campage.jp/test2/jireihaishin
////【所感】///////
令和6年8月の千種区では戸建とマンションが前月に比べ成約件数を減らしたものの土地の成約件数が倍増したために大きく崩れることはありませんでした。
全体の成約件数としては前月比96%と微減ながら横ばいに推移しております。
詳細は以下の通りです。
・土地・
平均成約坪単価:140.98万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約5639万円
前月に比べ成約件数が倍増した
成約物件の7割が坪単価100万円超えだった
本山と池下で坪単250万円超えの成約登録もあったため平均成約単価は大きく引き上げられて直近1年と比較して最高値になった
・戸建・
建物平均成約坪単価:253.66万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約8117万円
戸建については急激に成約件数を減らし前月の3分の1程度しか売れていない
成約件数が少ないのに覚王山の戸建が億超で成約したため平均成約単価は直近1年と比較して最高値になった
成約件数の減少と平均成約単価の上昇の要因として買手が手出ししやすい程度の良い中古物件が市場に枯渇気味であることが推測される
・マンション・
平均成約平米単価:44.82万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約3361万円
成約件数は前月よりも減ったが微減程度にとどまる
前月に比べると築浅の高額帯マンションの成約件数が減ったため築古安価な物件に比重が寄ることで平均成約単価は低下した
千種区では7月に売れ行きが落ち着いて成約件数を減らす結果となりましたが…
8月になってもそのまま横ばいに推移する結果となりました。
まあ、8月はお盆休みもあって不動産屋さんの稼働日数が少ない事や、夏休みで子育て世代が休みの日を行楽などに充てて家探しに時間を割けないなどいろんな要因で売れ足が落ちやすいので、状況的にここで挽回には至りませんでした。
前年同月比でも90%程度の成約件数に止まったものの、前月から2カ月連続で前年同月比割れを起こしているので今年の千種区はやや売れ行きが鈍かったように思います。
例年秋からは客足も戻り売れ行きが増してくるとは言われていますので今月からが正念場になると思います。
とは言え懸念材料がないわけではありません。
・物件価格の上昇
土地の価格が上がっている上に建築費も上昇しているため新築物件は以前よりだいぶ価格が上がりました。
中古物件もそれに牽引されてチャレンジ価格の高値売出しがアタリマエになって販売中物件の価格も高値水準になってきています。
・金利上昇
今まで住宅購入者層を後押ししてきた異常なまでの低金利も終わりを見せ始めています。
日銀の追加利上げの影響で株価が大幅下落したこともあって急激な金利上昇は無いと思いますが…
既に3大メガバンクについては変動金利の基準になる短期プライムレートの上昇を発表しているので今後金利上昇は確実視されています。
東京などではすでにマンション価格が1億円を超えるようになり物件価格の高騰は買手に対して大きな障壁になっています。
その状況を打開する手段として50年にわたる長期住宅ローンなども出てくるようになりました。
名古屋ではまだあまり50年ローンは馴染みがないですが地方銀行などの住宅ローンで40年ローンは弊社のお客様でもご利用される人が増えてきました。
借入期間が長くなることで月々の返済額を軽くすることができます。
また返済比率を抑えることができるので住宅ローンの審査に通りやすくなります。
一昔前は『家賃並みの支払いで家が持てる』と言った売り文句で新築戸建てなどが売られていましたが…
今やそんなに安く買える家もないので借入期間を長期化することで住宅購入のハードルを下げるようになってきています。
ただ、従来の考え方であれば『長きにわたる借金は避けたい』というのもありましたが…
むしろこれから住宅ローンを組む人にとっては綿密な下調べのうえで無理のない返済計画を立てたうえであれば長期にわたる住宅ローンと付き合っていくのも無理はないと思います。
特筆すべきは長期でローンを組む人はリセールバリュー(再販価値)を気にする傾向にあることでしょうか?
あきらかに住宅ローンを払いきる前に売却をすることも視野に入れた考え方に基づいています。
『ローン払い終われば資産として家が残る』などと言う考え方がありましたが…
今は『払い終わってなくても売れる価格が残債を上回っていれば売却した時に手元に資金を残せるプラス資産になる』と言った考え方も浸透してきている様です。
インフレ時代に現物資産を持つことのメリットを考えると無理なく払えるローンで家を買うことは資産形成の選択肢として見直されているのではないでしょうか?
そんな状況なのでこれから住宅を購入する人は来月以降の金利上昇も視野に入れたうえで返済計画を立てている人が多いです。
逆に既にローンを組んで家買って住んでる人の方が無頓着かもしれません。
変動金利で住宅ローンを組んでいる場合は金利上昇から返済額の見直しまでタイムラグがあるためそれまでの間にインフレに牽引されて収入も増えればよいですがこればっかりは何とも言えません。
・固定に切り替えたり
・借り替えたり
・繰上返済したり
など様々な選択肢がありますが
・売却して住み替えたり
と言った選択肢もアリかもしれません。
昨今、売却の相談で
『子育て終わって子供たちも独立して家を出て行ったら夫婦二人でここまでの広さも必要ないので売却して住替える』
と言ったパターンが増えてきています。
その際、定年間際または定年後でも住宅ローンがまだ残っているケースが少なくありません。
『ここまでの広さも必要ない』のなかには『ここまでの広さで生活するために毎月のコストとしてローン返済を続けるのも勿体ない』と言った考えも根底にある様に見受けられます。
長く住んでコツコツとローンを返済してきた家であればある程度残債も減ってきているので売ればローンは一括返済できて手元に多少なりとも資金が残ることが多いです。
また、購入から10年に満たない案件でもこれまでの低金利の影響で元金サクサク返済で減らしており上手に売れば残債を売却代金で一括返済したうえで手元に多少なりとも資金を残せることがあります。
ローンが残っているからと言って売却できないわけではありません。
住宅ローンの金利上昇でゆくゆく返済額が上がることを考えると売却代金でローン返済して住み替えを検討する余地もあるかもしれません。
↑住宅ローン返済中で売却をする場合についての説明はコチラ
以上、相場の変化をいち早く察知していただくために毎月成約事例情報をお届けしてまいります。
引き続き定期的にお知らせいたしますので参考にしていただけますと幸いです。
その他にも不動産についてご不明点やお悩みなどございましたら何でもご相談承ります。
お気軽にご連絡ください。
売却サポート:青山
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