ホーム  >  【不動産市況情報】令和6年6月 名東区成約事例[センチュリー21興和不動産]

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お世話になっております。

センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。

名東区における成約事例をお送りいたします。

相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。


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令和6年6月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]名東区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和6年6月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:5
 成約価格:2000万円~6490万円
戸建:4
 成約価格:4550万円~5900万円
マンション:22
 成約価格:370万円~7580万円

24.6成約事例【名東区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください

※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。

コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。

https://campage.jp/test2/jireihaishin

 

////【所感】///////
令和6年6月の名東区では土地とマンションが成約件数を伸ばして前月比114%となりました。
詳細は以下の通りです。


・土地・

平均成約坪単価:81.49万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約3259万円
 前月が売れ行き芳しくなかったため倍増ながら売れ行きが元に戻った程度の漢字
 最多成約価格帯は2000万円台で坪単価60万円±10%程度の範囲がよく売れていた
 ただし本郷と藤が丘の徒歩圏で坪単価100万円超の成約登録があったため平均成約単価は前月よりも高い数字になった
  
・戸建・
建物平均成約坪単価:141.59万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約4530万円
 戸建だけが成約件数を前月から減らした
 新築分譲住宅の成約登録が1件もなかった
 法定耐用年数以内の比較的築年数の新しい中古物件のみで成約登録が構成されていたため平均成約単価は前月よりも伸びた
 前月と異なり築古物件の成約登録が無かったため成約件数を減らして平均単価が上昇したような感じ
 
・マンション・
平均成約平米単価:29.96万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約2247万円
 前月に急激な売れ行き回復を見せたところで6月に入ってさらに成約件数を伸ばす結果となった
 最多成約価格帯は1000万未満と3000万円台が同数だが…
 1000万円未満と1000万円台のマンションで成約物件の半数を占めているため印象としては築古安価な物件が成約件数のかさましに貢献した感がある

 

 

名東区においては前月より2ヶ月連続で成約件数を増加する結果となりました。

とは言え前年同月比では75%の成約件数となっており2ヶ月連続で前年同月比割れとなっております。
去年にくらべるとこの時期の売れ行きがだいぶ鈍っている感があります。
マンションが2ヶ月連続で成約件数を伸ばして売れ行きを維持している感がありますが…
逆に家は土地や戸建の売れ行きが去年に比べると心許ないとも言えます。
またマンションに関しては成約件数を伸ばしているものの2ヶ月連続で平均成約単価が低下しており築古安価な物件の需要が存在感を見せています。


このように毎月の成約件数集計とあわせて平均単価を出していますが…
これに関しては上がったり下がったり一貫性がありません。
『公示価格』や『基準地価』やつい先日7/1に発表された『路線価』など公的機関が発表する土地の価格については上がる一方なのに対し、毎月集計を取っている成約事例の月毎平均単価は右肩上がりと言うような状況にはなっていません。
たしかに高値で取引された事例を見かけることもありますが値下げして成約着地する物件も少なくないような状況です。
月毎に上がり下がりするため直近一年と比較して右肩上がりになっていると言えるような感じでもありません。
それでも公的機関が発表する土地価格が『上がってる』って報道されると高く売れるような印象ばかり先行してしまうかもしれません。



その結果、不動産の売却については高値売出しが横行するようになりました。

ただ、高値売出しは買手の想定する予算感を超えるため購入検討者にとっては敷居が高くなり広告してても問い合わせが入り難くなる傾向にあります。
その結果として売れるまでの期間が長期化する事案が多いです。
時間をかけてでも高く売れる可能性を模索するニーズはありますが少なくとも半年~1年以上は売れるまでに時間がかかると覚悟できるのであればいいのではないでしょうか?
どっしり構えて高値を維持しつつ少ない購入検討客の中から買手が現れるまで粘り続ける余裕があれば問題ありません。
そうではないのに『高く売れるだろう!』と期待しつつ『早く売れてほしい』と期待するのは虫が良すぎます。


虫が良すぎるのですが…

そう思ってしまう要因は世間の雰囲気にも一端があると思います。
『公示価格』『基準地価』『路線価』など公的機関が発表する土地価格が上昇した報道され…
高値で売れることを期待して売り出されている物件情報などをスーモなど不動産サイトで見かけると…
やはり自分の不動産も『高く売れるんじゃないか!?』と期待してしかるべきだと思います。


ただ、先に述べたように地価が上がっていると言う割には毎月集計している平均成約単価は如実に右肩上がりになっていると言うわけではありません。
表立って売りに出ている値段から値下げして成約に至る案件は少なくありません。
中には大幅な値下げの末に成約に至る物件などもあり得ます、
成約事例の成約価格はその物件が確かに売れた実績なので自分の不動産がいくらぐらいで売れそうかイメージする際には最も頼りになる情報だと思います。
ちなみに成約事例のデータについて実は国交省が誰でも見れるように公表しているのはご存知でしょうか?


不動産情報ライブラリ(国土交通省)

どのあたりのエリアでいくつくらいの成約事例が登録されていて、いくらぐらいで成約しているか誰でも見れるようになっております。
相場観を把握する方法としてスーモなど不動産サイトを見ただけでは高値売出しの事例ばかり目につく傾向にありますが、現実的な数字として成約価格を把握する方法として不動産情報ライブラリは有効な情報源と言えます。
ただし、不動産業者が物件情報を共有しているデータベース(レインズ)のデータを四半期毎に集計して登録しているためリアルタイムな情報ではありません。
私ども不動産業者よりちょっと遅れて事例が見れるようになっていると言ったイメージでしょうか?
弊社では過去に査定や売却相談いただいたお客様に毎月レインズの前月データを集計してお知らせしておりますので参考にしていただければと思います。
また、再査定のご用命いただけましたら直近の事例含めて再度事例を収集しまして机上査定書を作成してご報告いたしますのでお気軽にご用命ください。


以上、相場の変化をいち早く察知していただくために毎月成約事例情報をお届けしてまいります。
引き続き定期的にお知らせいたしますので参考にしていただけますと幸いです。


その他にも不動産についてご不明点やお悩みなどございましたら何でもご相談承ります。
お気軽にご連絡ください。


令和6年7月     
売却サポート:青山



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