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お世話になっております。
センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。
緑区における成約事例をお送りいたします。
相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。
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令和6年9月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]緑区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和6年8月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:16件
成約価格:1490万円~6200万円
戸建:14件
成約価格:2100万円~5430万円
マンション:12件
成約価格:280万円~3380万円
24.9成約事例【緑区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください
※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。
コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。
https://campage.jp/test2/jireihaishin
////【所感】///////
令和6年9月の緑区は土地と戸建が成約件数を倍増し全体では前月比153%と盛り上がりを見せる結果となりました。
詳細は以下の通りです。
・土地・
平均成約坪単価:43.19万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約2127万円
前月から成約件数が倍増した
前月には成約登録が無かった2000万円未満の低価格帯土地も複数件成約登録があった
それ以外の価格帯についても堅調に成約件数を伸ばした印象
全体的にまとまった広さのある土地が複数売れて成約件数を上積みした感があるが…
それら土地のサイズ形状的に区割りできそうな土地が見受けられたため後々分譲として再度売りに出ることが予想される
・戸建・
建物平均成約坪単価:112.06万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約3585万円
戸建も前月から成約件数が倍増した
2000万円台と3000万円台の成約登録が多くある程度築年数が経って物件価格に占める土地の割合が高い戸建に需要が高かったように見受けられる
4000万円以上の成約登録は新築と築浅物件のみで古くても立派な家とか大きな家などの成約登録は無かった
・マンション・
平均成約平米単価:19.62万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約1471万円
ほぼ横ばいなもののマンションだけ前月から成約件数が減少した
最多成約価格帯は1000万円台でそれ以下の価格帯の物件と合わせて成約登録の75%が2000万円未満の物件で構成されている
成約物件の中で築古安価な物件に比重が偏る傾向があり前月から引きつづき単価の高い築浅物件の売れ行きは芳しくない
7~8月にかけては2ヶ月連続で成約件数を大きく減少した緑区ですが…
9月は土地と戸建の成約件数が大幅に伸びて売れ行きが回復する形になりました。
ただ、土地も戸建もマンションも比較的安価な物件に比重が寄っており買手の動きが限定的になっている感が否めません。
このような動向が続くようであれば市場に売り出されている低価格帯物件の量が減ってくると成約件数が再度落ち込む可能性があります。
緑区については予算を抑えたい買手の需要に対して応じられるだけの物件があったので成約件数を伸ばすことができましたが買手のマインドが弱気になっているようでは先行きに不安が残ります。
その要因としてはやはり金利上昇は少なからず買手の意欲低下に影響を及ぼしていると推測されます。
弊社でも夏前までは新築分譲住宅や築浅の中古戸建など比較的単価が高めの物件について問い合わせがありましたが…
8月頃から問い合わせ件数が減少し9月は比較的低価格帯の中古マンションに問い合わせの比重が偏る結果となりました。
この状況を鑑みると買手は住宅購入に際して予算を低く見積もって動いていることが想定されます。
今後さらに金利が上昇したとしても耐えうるように借入額を抑えようとする意図が見て取れます。
タイミングとしては売手に逆風が吹いてきているとも言えますが…
見方を変えれば上手く波に乗り得るチャンスとも言えます。
9月に発表された基準地価も全国的に上昇しており売手の目線では『高く売れるんじゃない!?』風潮が増してきています。
ただ、買手が直面している現状は金利上昇不安で購入マインドが低下している状況なので売手と買手の思惑が乖離する形となっています。
高く売れる可能性に期待してチャレンジ価格で売り出しても買手の予算感が低下したら見向きのされないどころか目に留まらない状況になってしまいます。
にもかかわらず全国的な不動産価格上昇のニュースは売手に強気な売り出しを期待させる要因になっています。
相場と期間の捉え方に変化あり
その様な状況にあってはチャレンジ価格での高値売出しは腰を据えてじっくりと時間をかける覚悟が必要になると思います。
むしろ『欲張るでもないので相場で売れればOK』ってスタンスの売り出しであれば逆にチャレンジ価格と比較した際に割安感が出てくるので買手の目に留まりやすくなると推測されます。
買手が下向いている状況なので割安感が見て取れると興味を示す客も出てくる可能性が高いです。
その結果、欲張ってチャレンジ価格での売り出しを見送って相場で売り出せば思いのほか早く売れると言う状況になっているのでは無いかと推測されます。
金利動向の先行き不安が続き今月以降も買手が二の足を踏む状況が続くようであればしばらく売れ行き低迷は続くかもしれません。
そんな中でも過度な期待はせず、ある程度納得できる価格目線で妥協できるのであればむしろ競合を出し抜いて早期に売り抜けしやすい市況になっているとも言えます。
目標設定と売り方の工夫で早期売却が狙えるチャンスかもしれません。
本来であれば住宅購入に適した季節なので金利不安さえなければ買手ももっと積極的に動いてもおかしくない時期です。
そこで上手に立ち回ることで売れやすさを向上することができるのではないでしょうか?
綿密な競合対策をしてなるべく早く好条件で売れる作戦をご提案させていただきますのでご売却を検討される際はぜひとも弊社にご相談ください。
以上、相場の変化をいち早く察知していただくために毎月成約事例情報をお届けしてまいります。
引き続き定期的にお知らせいたしますので参考にしていただけますと幸いです。
その他にも不動産についてご不明点やお悩みなどございましたら何でもご相談承ります。
お気軽にご連絡ください。
売却サポート:青山