ホーム  >  【不動産市況情報】令和5年2月 緑区成約事例[センチュリー21興和不動産]

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お世話になっております。

センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。

緑区における成約事例をお送りいたします。

相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。


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令和5年2月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]緑区
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和5年2月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:7
 成約価格:1,480万円~5,980万円
戸建:31
 成約価格:880万円~5,290万円
マンション:14
 成約価格:800万円~4,450万円

23.2成約事例【緑区】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください

※パスワードがわからない場合はメールにて成約事例をお送りします。

コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。

https://campage.jp/test2/jireihaishin

 

////【所感】///////
名古屋市緑区の令和5年2月は戸建が爆売れして全体の成約登録件数前月比162%と大幅増加になりました。
土地は成約件数が微減しマンションは若干の増加したとは言え…
戸建ばっかり爆売れ!と言った状況でした。
詳細内容は以下の通りです。


・土地・

平均成約坪単価:54.11万円
⇒40坪の住宅用地に換算すると…約2164万円
 成約登録の半数以上が低層住居専用地域の土地だった。
 低層住居専用地域は基本的にある程度敷地の広さを確保しなければ建物が建て難い地域になるため坪単価が安くなる傾向にあるが…
 2月中に成約登録のあった低層住居専用地域の土地は全て坪単価50万円を超えており全体的にも著しい低単価での成約登録は見受けられない。
 結果的に前月に比べて平均成約坪単価は上昇する結果となった。

・戸建・
建物平均成約坪単価:115.5万円
⇒延床32坪の4LDK戸建に換算すると…約3696万円
 新築・中古問わず爆売れしていた。
 中古に関しては古家や小ぶりな低単価物件の成約登録もありましたが新築や築浅中古の成約登録の割合が多かったため平均成約坪単価は上昇に転じた。
 また、リフォーム済中古物件の成約登録も複数見受けられ時期的に即入居可能物件に人気が集まっていたように推測される。 
 
・マンション・
平均成約平米単価:28.86万円
⇒専有面積75平米3LDKマンションに換算すると…約2164万円
 築古物件から築浅物件まで様々な建築年の物件が満遍なく売れていた。
 特に前月では平均成約平米単価を減少させる要因になっていた築浅物件につき2月は複数物件の成約登録が見受けられ平均値も回復に転じる結果となった。
 なお、ここ最近需要が高まっていた4LDK住戸の成約登録は2件しかなく無難なサイズ感で部屋数の70平米台3LDKが最も売れていた。

 

 

元々土地戸建の売れ行きの良い緑区ではありますが…

ここにきて戸建がやたらと成約件数を伸ばす結果となりました。
緑区については分譲業者の新築現場も多々売りに出ており完成時期や決算期がこのタイミングに重なって在庫処分で成約件数を伸ばしたと推測されます。


また、売れ行きをを左右する要因として中古物件の存在感は否めません。
特に昨今は建築費の高騰も重なって在庫処分でもなければ新築物件は高根の花になってしまっています。
結果的に中古に目が向くのも必然ではないでしょうか?

 

なお、今後も建築費の高騰の影響は強く、さらに2025年の建築基準法改正により耐震だけではなく断熱省エネ性能についても高水準な建物が建築許可を受けるための最低基準になるので今後は予算を抑えて安く建てることは容易ではなくなってしまいます。

これからの時代はマンションも戸建も新築住宅は贅沢品になるようなイメージではないでしょうか?
やはり結果的に中古に目が向くのも必然と言えます。


住宅購入、6割が「中古住宅でも構わない」

 

実際、住宅購入を検討する人の6割が中古で構わないと考えていると言うアンケートデータもあります。

その理由の1番が『新築価格の高騰』と言うのはまさに今の時流を如実に表していると思います。

また、理由の2番目として『リフォームをすれば綺麗だから』と言う考え方が消費者にかなり浸透してきているのではないでしょうか?
昔は中古住宅と言えば『他人のお古だから安く買える』=『安い!けどボロい!汚い!許容できる程度のボロさかどうか?』と言った考えで中古物件を探す人が多かったように思います。
しかし近年はリフォームすれば『ボロい!汚い!は気にならない』と言う考え方が定着しつつあります。
むしろマンションなどの場合は構造躯体にコストをかける必要が無いので内装丸ごと新品入れ替えするようなフルリノベーションも定着してきています。
実際に不動産会社が買い取ったマンションの内装を新品に入れ替えるフルリノベーションをして再販している物件も増えているため家探ししている消費者にもわかりやすいお手本がたくさん売りに出ていると言えるのかもしれません。


その様な背景もありリフォーム市場は年々規模を増してきつつあります。
近年のリフォーム市場の増加はコロナ禍にあって家にいる時間が長くレジャー・行楽や飲食などの支出が減って住環境の改善に向けられていたと言った背景で伸びてきました。
コロナも落ち着きマスクを外して日常の生活を取り戻しつつある今後はそのような需要が減少することが見込まれますが…
根本的に家探しする人の需要が中古に向けられるようにあると必然的にリフォーム需要が伸びて今後益々リフォーム市場の増加が見込まれると思われます。


ただ、リフォーム市場はこれから発展する未成熟市場なだけあり玉石混交な状態にあります。
またそのような状況にあるからこそ消費者の無知に付け込み不当に割高な費用を請求する事案も少なくありません。
一般的にはお年寄りなどを騙すようなリフォーム詐欺のイメージが強いかもしれませんが…

不動産の購入とリフォーム・リノベーションをセットで提案する【ワンストップ系不動産会社】が近頃はずいぶん増えてきました。
これは一部のコンサル会社が『不動産の仲介と同時にリフォームの請負を受注すれば相見積もりを取らせないので粗利4割抜けるビジネスモデル』と言って普及した背景があります。
たとえば1000万円の中古マンションを買ってもらって1000万円のリノベーションをしてもらうと…
仲介手数料:36万円
リフォーム粗利:400万円
ワンストップ系不動産会社は仲介手数料ではなくリフォームの粗利で儲けていると言うことがわかると思います。
なお、このリフォーム内容については複数のリフォーム会社で相見積もりを取れば容易に200万円ぐらい安くなります。
元々リフォームの粗利など2~3割程度が一般的なので相見積もりを取らせない流れで割高なリフォームを売っているビジネスモデルとも言えます。

ちなみにワンストップ系不動産会社は売主に対して仲介手数料を割引してでも専任媒介契約で売却依頼を取りたがる傾向にあります。
これは売却依頼を受託した時点で単独一社で独占販売することができるようになるためです。
その物件の購入に興味があって問合せしてくる客は全てリフォーム営業をかけるターゲットになるからです。
むしろ問合せしてきた物件を買ってもらわなくてももっと古くて安い中古を買わせてガッツリリノベーションさせた方がワンストップ系不動産会社は儲かるのです。
だから売れるかどうかは別にして客寄せの材料としてワンストップ系不動産会社は専任媒介契約で売却依頼を取ろうとするのです。



なお、弊社はワンストップ系不動産会社ではありませんが不動産購入とセットでリフォーム会社を紹介することが可能です。

複数のリフォーム会社を紹介して相見積もりを取ることもできます。
そうすることでリフォーム費用を抑えられれば物件を購入できるという予算感ギリギリのお客様も少なくありません。
ワンストップ系不動産会社の場合はリフォームの粗利を確保するために予算感ギリギリのお客様は別物件を提案されてしまいますが…
私共は売主様に代わって物件を売ってくる立場の仲介会社になりますので自社の利益よりも物件を売れるように努めております。
戸建やマンションを売却する際はぜひとも弊社にお任せください。


以上、また今後とも定期的に市況情報として成約事例をお送りさせていただきます。

不動産についてご不明点やお悩みなどございましたらお気軽にご連絡ください。


令和5年3月     
売却サポート:青山

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