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お世話になっております。
センチュリー21興和不動産 売却サポート担当の青山です。
日進市における成約事例をお送りいたします。
相場の把握や市況の確認でご覧いただけますと幸いです。
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令和3年10月 成約事例データをお送りしております。
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[調査対象]日進市
中部不動産流通機構(レインズ)より
令和3年10月登録分を抜粋
[成約登録件数]
土地:5件
成約価格:190万円~3,230万円
戸建:6件
成約価格:2,150万円~5,280万円
マンション:11件
成約価格:1,000万円~3,980万円
21.10成約事例【日進】.pdf
※pdfデータ添付しておりますのでご確認ください
※パスワードがわからない
→メールにて成約事例をお送りします。
コチラ↓からメールアドレスをご登録ください。
https://campage.jp/test2/jireihaishin
////【所感】///////
日進市における10月の成約動向は土地と戸建が前月比約半分まで減少に転じました。
前の月が売れ行き好調だったので月並みな売れ行きに戻った感じでしょうか?
興味深いのはマンションに限り戸建需要の強い日進市では珍しくマンションが成約件数を伸ばし最も活発に売れていたということです。
その中には長期に渡って売れていなかった物件の成約登録も見受けられ昨今顕著な『時間はかかっても高値で売り出して納得のいく買手があらわれるまで粘る』と言った売り方が見て取れます。
従来、専任媒介契約で売却物件を収集することに注力する不動産業者などが『いつまでも売れないとどんどん新しい物件が出てきて売れ残り感が強い塩漬け物件になってしまいます』などと言う半ば脅し文句で値下げさせては売りさばいていたのが実情ですが…
むしろ最近は新規で売りに出る物件が少ないので売れ残りも何も買手にとって選択肢の少ない状況にあり売手にとっては粘って納得のいく条件で買ってくれる人があらわるまで待てるシチュエーションになっていると考えられます。
つまりは多少時間がかかってもなるべく高く売れる可能性を模索するには今がチャンスです!
とは言え不動産の売却を検討する理由やタイミングは人それぞれなので『今がチャンス!』なんて踊らされるようなものでもないのも実情ではないでしょうか?
本当に売る必要があるときや思い立った時にお客様の望む形での売却を最大限追求することが私どもの仕事であると考えております。
だからこそ『今はまだ…』と言う人には定期的に市況動向の情報をお送りしているような状況ですが、、、
最近常々思うのが『売りたいのに売れない』状況にある人の手助けができないか?ということです。
『売りたいのに売れない』最たる例は所有者が認知症などで意思判断能力が無いために売買契約が締結できないケースではないでしょうか?
所有者が認知症や寝たきりになって施設に入所して自宅が空家になったまま放置される物件も多いように思います。
先日売却依頼をいただいた相続案件の家などは施設に入ってから寝たきりのまま14年も長生きしてその間ずーっと空家でした。
その物件は幸い入所施設が自宅の近くで娘さんも週に何度か施設に行くついでに自宅の様子を見に来ていたので手付かずな空家ではありませんでしたが…
入所した施設や身内の人が遠方で家によりつく人がいなければ長期に空家にすれば家も朽ち果ててしまいます。
また、介護にもお金がかかるので空家のまま放置するのであれば売りたいと考えるお子さんたちも少なくありません。
しかし所有者本人が意思判断能力が無ければ契約行為はできませんので売りたくても売れないケースは多いと思います。
ちなみに、認知症などで意思判断能力が無い場合でも『成年後見制度』を利用すれば不動産を売却することはできます。
ただし売ることができる以上にデメリットが多すぎるのも実情です。
成年後見人を選任するのに数ヶ月時間がかかり、いざ売り出して申し込みが入っても契約を締結する前に裁判所にお伺いを立てて許可を得るのに数ヶ月時間がかかり、不動産の売却が終わっても成年後見人に選任された弁護士さんには毎月報酬を払う必要があります。
以上のように『成年後見制度』は利用するのにハードルが高くて結局『売るに売れない』状況が続きやすいのが実情です。
なお、そうはならない予防策として『家族信託』がありますが未だ知名度が低く利用する人が少ないような状態です。
ただ、不動産を含めて財産管理を認知症などで意思判断能力が無い状態になる前に子供達と話し合って家族信託しておけば認知症になっても子供が親に代わって不動産を売却することができます。
特に老後は何かとお金がかかるものの『家はあるけど貯金は少ない』なんて場合も少なくないので家を売ってまとまったお金を作れるかどうかは結構切実な課題ではないでしょうか?
今はまだでもいずれ来る相続のことはお気軽にご相談ください。
また今後とも定期的に市況情報として成約事例をお送りさせていただきます。
不動産についてご不明点やお悩みなどございましたらお気軽にご連絡ください。